2020年度 都市・環境のGISとデジタル画像処理   GIS and Digital Image Processing for Built Environment

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開講元
都市・環境学コース
担当教員名
松岡 昌志 
授業形態
講義    (Zoom)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
水1-2(G324)  
クラス
-
科目コード
UDE.E402
単位数
1
開講年度
2020年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2020年9月18日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

本講義では,建築都市環境評価や防災に必要な地理空間情報基盤データを扱うツールとしての地理情報システム(GIS)の特徴とデジタル情報の基礎を学び,とくに,人工衛星等の観測プラットフォームや各種センサ(マルチスペクトルセンサ,熱,ライダーなど)を用いたデータ取得方法とラスターデータの画像処理技術について習得させる。また,コンピュータ上のデジタルデータを容易に理解するリテラシーを身につけさせることをテーマとする。地理情報システム(GIS)GISやデジタルデータの処理技術はコンピュータ技術と同様に日進月歩であるため,Webのコンテンツを含めてできるだけ最新の知識を教示する。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1)GISの基礎を習得し,応用例を示すことができる
2)リモートセンシングの枠組みと電磁波の基礎,各種センサーの特徴を説明できる
3)アナログとデジタルの違いや特徴を説明することができる
4)画像処理を理解し,衛星画像による土地被覆分類ができる

キーワード

リモートセンシング,地理情報システム(GIS),画像処理,人工衛星,都市・環境

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

毎回の講義の前半で,復習を兼ねて前回の内容を概説します。講義の間に授業に関する課題に取り組んでもらいます。事前に講義ノートを公開するので,内容の予習と復習を各自で行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 GISとリモートセンシングの概説 講義の到達目標や要点を理解する
第2回 GISの基礎と応用 GISの基礎やデータ構造を理解し,最近の応用例や国際標準について学ぶ
第3回 リモートセンシングの基礎 リモートセンシングの枠組みと電磁波の基礎を学ぶ
第4回 センサと人工衛星による地球観測 センサの種類,人工衛星の軌道や観測システムを学ぶ
第5回 デジタル画像 アナログ−デジタル変換やラスター画像の特徴を学ぶ
第6回 画像処理1 強調処理やエッジ抽出など基礎的な画像処理を学ぶ
第7回 画像処理2 教師付き分類や教師無し分類など画像分類を学ぶ

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

講義ノートを事前に公開するため,特になし

参考書、講義資料等

Thomas M. Lillesand, Ralph W. Kiefer, Jonathan Chipman: Remote Sensing and Image Interpretation, sixth edition, John Wiley and Sons, Inc.,
Tutorial: Fundamentals of Remote Sensing: http://www.nrcan.gc.ca/earth-sciences/geomatics/satellite-imagery-air-photos/satellite-imagery-products/educational-resources/9309 など

成績評価の基準及び方法

中間レポート(30%)と最終レポート(70%)により評価する。

関連する科目

  • UDE.S534 : 防災リモートセンシング
  • UDE.S434 : 安全な都市環境特論第一

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

事前に身につけておくべき知識や技術はない。

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