2019年度 持続可能な都市環境特論第一   Sustainable Built Environment I

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開講元
都市・環境学コース
担当教員名
平賀 あまな 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月3-4(G323)  
クラス
-
科目コード
UDE.E405
単位数
1
開講年度
2019年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2019年3月18日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

文化遺産の保存は、持続可能な都市環境構築のための重要な要素の一つです。
歴史的建造物を含む文化遺産の保存は、1)文化遺産の理解を通じて、地域のアイデンティティを構築することができる、2)文化遺産を活用した適切な観光開発により、地域を活性化することができる、3)文化遺産の保存を通じて、生活様式や伝統産業が維持され、地域文化の多様性を守ることができる、という点で、持続可能な都市環境を支える持続可能なコミュニティの形成に大きな役割を果たすことができます。もちろん、歴史的環境を重視し、適切な維持修理により歴史的建造物を使い続けることは、資源やエネルギーの節約となり、地球環境との共生という面からも重要です。
講義では、文化遺産の保存の基本となる考え方を説明し、日本と世界各国の多様な事例をもとに、文化遺産の保存による持続可能な都市環境構築の手法を紹介解説します。講義を通して、実際の都市において自ら課題を発見し、文化遺産の保存を通じた解決方法を提案できるようになることを目標とします。

到達目標

1)文化遺産の保存に関する基本的な考え方を理解する
2)文化遺産の保存による持続可能な都市環境構築についての多様な手法を理解する
3)現実の都市環境において自ら課題を発見し、その解決方法を提案できる

キーワード

文化遺産保存、持続可能性、歴史的建造物、歴史的環境

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 「文化遺産の保存」とは何か? 文化遺産の保存の基本となる考え方を理解する。
第2回 日本の文化財保護手法と保存理念 日本の文化財修理手法と保存理念の特徴を理解する。
第3回 歴史的建造物の保存と活用‐1‐ 国内外の多様な事例を通じて、歴史的建造物の保存と活用の手法、あり方について理解する。
第4回 歴史的建造物の保存と活用‐2‐ 国内外の多様な事例を通じて、歴史的建造物の保存と活用の手法、あり方について理解する。
第5回 歴史的町並みの保存とまちづくり‐1‐ 国内外の多様な事例を通じて、歴史的町並みの保存とまちづくりの手法、あり方について理解する。
第6回 歴史的町並みの保存とまちづくり‐2‐ 国内外の多様な事例を通じて、歴史的町並みの保存とまちづくりの手法、あり方について理解する。
第7回 産業遺産の保存と地域活性化 国内外の多様な事例を通じて、産業遺産の保存と活用による地域活性化の手法を理解する。
第8回 世界遺産条約と文化の継承 世界遺産条約の理念と保存手法を理解し、地域文化の多様性を継承する手法について理解する。

教科書

指定しない

参考書、講義資料等

講義時に配布する。

成績評価の基準及び方法

レポート

関連する科目

  • UDE.P405 : 持続可能な都市環境特論第二

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

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