建築,プロダクト,情報など,人間環境系と関わりをもつものごとを対象とし,1. 教養・基礎理論,2. 具体的手法,3. 実践事例の教導を三本の柱として、講義を行う.上記1においては,物理学的な環境要素(音,熱,光ほか),心理学的な環境要素(空間構成,他者との位置関係ほか)などについて学習する.上記2, 3については,人間環境系デザイン手法の実践に関わるデザイン・プラクティショナーを交え,具体的事例を題材とする議論を通して,当該デザインに関する理解を深める.
【到達目標】人間と環境との関係をシステム(人間環境系)として捉え、ものごとのデザインを人間環境系のサブシステムの形成としてとらえるデザインの観方を体得するとともに、関連する基礎理論,手法,事例に関する知識を得ることを通して、人間環境系デザインの実践に必要な素養を体得することえお到達目標とする.
【テーマ】 本講義の大きなねらいは、デザインするものごとを単体で捉えるのではなく、人間と環境がつくるシステムの一部として捉えるデザインを学ぶことである.このようなデザインを担保する教養や技術的基礎を履修者各人が自ら構築することを促進する.
環境デザイン
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
基礎理論とその応用方法を事例研究を交えて学習する.
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | デザインと人間環境系 | 人工物と人間との関わり方を人工物が創る人間環境系としてとらえる |
第2回 | デザインの起源と歴史 | |
第3回 | グッドデザイの視点と実践 | |
第4回 | 居住環境のデザインと環境学 | |
第5回 | 居住環境のデザイン:実践 | |
第6回 | 意匠と環境 | |
第7回 | 居住環境とIoT | |
第8回 | まとめ | 人工物と人間との関わり方を人工物が創る人間環境系としてとらえる |
特になし
特になし
デザインに関わる問題を取り上げ,問題創造し,その解決方法を,学んだものごとを踏まえて,考案するために必要な基礎知識と応用力の修得の達成度を課題研究レポートより評価する(50%).また,事例研究に関する議論における発言内容から,人間環境系デザインに関する問題意識の高さ,問題解決の方法の考案における専門知識の深さと広さを評価する(50%)。
主題に興味があること.