2019年度 システムズエンジニアリング   Systems Engineering and Project Management to Realize Large and Complicated Systems

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開講元
エンジニアリングデザインコース
担当教員名
島津 恵子  坂本 啓 
授業形態
講義 / 演習     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
木5-8(I123)  
クラス
-
科目コード
ESD.D403
単位数
2
開講年度
2019年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2019年9月25日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

宇宙探査や宇宙開発利用など、目的(ミッション)の達成には大規模で複雑なシステムを用意しなければいけないことがある。国際援助や資源開発等の分野においても同様なことがある。本講義では巨大で複雑なシステムを新規に開発する場合に、どのようなシステムをどのようにして開発して、どのように運用するかといった場合に適用できるマネジメント手法である「システムズエンジニアリング、プロジェクトマネジメント」について学ぶ.。本講義では実践的な学びのために超小型衛星開発キットを用いたハンズオン、そしてsysMLを用いたモデルベースシステムズエンジニアリングを取り扱う。

到達目標

東工大では授業の一環としてロボットの設計製作等を行うことが多々あるが、そのような場合、あるいは卒業後、企業等に就職して大規模なシステムの設計製作等の仕事に係わるようになった場合にSE&PM手法が使えるよう実践的な授業とする。履修生がその実践的な授業を通じて、SE&PM手法を多様な場面で適用できる力を習得することを目指す。

キーワード

大型システム・複雑システムの開発、システムズエンジニアリング(SE)、プロジェクトマネジメント(PM)、モデルベースシステムズエンジニアリング(MBSE)

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義時に配布する資料をベースにプロジェクタを使用して講義する。超小型衛星システムを複雑システムの一例として特に取り上げ、ハードウェア/システムモデルを用いた実例を用いて実践的にSE/PMを学ぶ。受講生はチームに分かれ、衛星ミッション提案を行う。チーム活動においては、英語チームと日本語チームに分かれる(ただし発表は英語とする)。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 システムズエンジニアリング概論 講義にて指定。
第2回 超小型衛星システムの組み立て1 講義にて指定。
第3回 超小型衛星システムの組み立て2 講義にて指定。
第4回 V字型開発とライフサイクルモデル/モデルベースシステムズエンジニアリング概論 講義にて指定。
第5回 ユーザーモデルと機能モデル(コンテキスト分析結果の機能展開) 講義にて指定。
第6回 機能モデルと物理モデル(静的モデル/動的モデル) 講義にて指定。
第7回 リスクマネジメント演習 講義にて指定。
第8回 プロジェクト受入れ審査 講義にて指定。
第9回 予備日(グループ活動) 講義にて指定。

教科書

講義で資料を配布

参考書、講義資料等

NASA's Systems Engineering Handbook

成績評価の基準及び方法

プロジェクト提案内容に応じたグループ点と、グループ活動への貢献・講義出席・レポート提出に応じた個人点との合計により評価。

関連する科目

  • MEC.M332 : 宇宙システムプロジェクト
  • MEC.M432 : 宇宙工学実践プロジェクト
  • GEG.T503 : システムズエンジニアリング概論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

宇宙ミッション、ロボコン、エンジニアリングデザインプロジェクト等のプロジェクト参加経験があるか、今後、そのような場で活躍を希望する者。

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