2020年度 測量学   Surveying

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開講元
土木・環境工学系
担当教員名
千々和 伸浩  新名 恭仁 
授業形態
講義    (Zoom)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月3-4(S011)  木3-4(S011)  
クラス
-
科目コード
CVE.M203
単位数
2
開講年度
2020年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2020年9月18日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義では、社会インフラの計画,設計,工事の基本となる測量技術について、その歴史、座標等の基礎事項、誤差論とそれに基づく測定値の処理法を解説するとともに、近年,デジタル技術の導入が進んだ空間情報科学としての測量技術として,GPS技術,デジタルフォトグラメトリ技術,GIS,リモートセンシング技術等について概説する。
本講義は、土木・環境工学の基本技術である測量について、その歴史から、近年の技術までを扱い、学生の当該分野における基礎的な専門力の養成を目指している。

到達目標

 本講義を履修することによって以下の能力を修得する。
1)測量技術の発達の歴史についてその概要を説明できる。
2)計測により発生する誤差とその伝播について説明できる。
3)誤差を含む計測データの取扱い方法を説明できる。
4)近年の測量技術、GPS、GIS等についてその概要を説明できる。

キーワード

測量、誤差、データ処理、GPS、GIS、リモートセンシング

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

本講義では、習得すべき専門的知識を解説する講義の形式で行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 測量技術の概要、役割、測量の歴史 測量技術の役割、中世までの測量技術について説明できる。
第2回 測定と誤差、正規分布 測量学で取り扱う、座標や標高等の基本的な事項や、測定に含まれる誤差の種類について説明できる。
第3回 誤差伝播の法則 誤差の伝播について説明できる。
第4回 最小二乗法の原理 誤差を含む計測データの取扱い方法として、最小二乗法について説明できる。
第5回 独立測定における最小二乗法 独立測定における最小二乗法によるデータ処理について説明できる。
第6回 条件測定における最小二乗法 条件測定における最小二乗法によるデータ処理について説明できる。
第7回 網平均 水準測量における網平均を説明できる。
第8回 近年の測量技術に関する基本事項と投影法 地球上での計測における投影法について説明できる。
第9回 座標変換(射影変換) 測量学における座標の変換方法、射影変換について説明できる。
第10回 写真測量の基礎 写真測量の原理について説明できる。
第11回 写真測量の応用 写真測量の利用方法について説明できる。
第12回 GPS GPSについて説明できる。
第13回 リモートセンシング リモートセンシングについて説明できる。
第14回 GIS GISについて説明できる。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

特になし。

参考書、講義資料等

担当教員が講義資料を毎回配布する。

成績評価の基準及び方法

本講義は、以下のように評価を行う。
担当教員1(千々和):レポート(20%)、試験(80%)
担当教員2(未定):レポート(15%)、最終レポート(85%)
担当教員1と担当教員2の評価を平均したものを最終的な評価とする。

関連する科目

  • 特になし。

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし。

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