2019年度 土質力学第二   Soil Mechanics II

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開講元
土木・環境工学系
担当教員名
北詰 昌樹  笠間 清伸 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火3-4(M114)  金3-4(M114)  
クラス
-
科目コード
CVE.C202
単位数
2
開講年度
2019年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2019年9月30日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

授業では、土の圧縮特性やせん断特性の基本的特性について講義する。さらに、せん断特性を基本に安定問題(円弧滑り、土圧)への適用に関しても講義する。

到達目標

圧縮特性やせん断特性といった有効応力により支配される土の力学的性質について習得する。
1) 土の力学的性質を支配する有効応力の原理を理解する。
2) 土の圧密現象の構成を理解し,影響する諸要因を把握する。
3) 土の破壊規準を理解する。
4) 土のせん断特性とそれに影響する諸要因を学ぶ。
5) 土の体積圧縮とせん断を統一する理論の概要を学ぶ。

キーワード

有効応力理論、圧密挙動、せん断挙動

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義を中心に授業を行います。各回の学習目標をよく読み,課題を予習・復習で行って下さい。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 概要(土の沈下問題、破壊問題、有効応力の原理) 地盤に起因する諸問題に説明
第2回 土の圧縮特性、一次元圧密方程式の誘導 土の圧密理論の説明と一次元圧密理論の誘導
第3回 一次元圧密方程式の解と諸係数 一次元圧密理論の解法と圧密計算の説明
第4回 圧密試験法(標準圧密試験,定ひずみ速度圧密試験) 室内圧密試験法とその適用の説明
第5回 圧密沈下計算演習 圧密沈下計算の演習と実際への応用の説明
第6回 バーチカルドレーン工法 バーチカルドレーン工法の概略と設計法、施工法の説明
第7回 中間試験と解説 中間試験と解説
第8回 圧密特性のまとめ 土の圧密特性の理論と実際について説明
第9回 土の破壊,モール・クーロンの破壊規準,ダイレタンシー 土の破壊挙動、破壊規準とせん断特性の説明
第10回 せん断試験法 室内せん断試験法、原位置せん断試験法の説明
第11回 排水せん断の応力パス 排水状態でのせん断試験におけるストレスパスの説明
第12回 非排水せん断の応力パス 非排水状態でのせん断試験におけるストレスパスの説明
第13回 原位置の土の強度,変形特性の調査,サンプリングの乱れ 原位置での地盤強度試験法の特徴、土のサンプリング時の乱れの影響の説明
第14回 土の限界状態理論,せん断計算演習 限界状態理論とその適用の説明、土のせん断挙動の計算演習
第15回 安定問題への適用(円弧滑り,土圧) 圧密とせん断理論の地盤の安定問題への適用の説明

教科書

土質力学 第2版 石原 研而(丸善)

参考書、講義資料等

配付資料

成績評価の基準及び方法

課題(10%)、レポート(20%)および試験(80%)

関連する科目

  • CVE.C201 : 土質力学第一
  • CVE.C310 : 土質基礎工学
  • CVE.N231 : コンクリート・地盤工学実験第一
  • CVE.C401 : 地盤材料力学
  • CVE.C402 : 地盤安定特論
  • CVE.C403 : 地盤環境工学
  • CVE.C431 : 地盤工学における物理模型
  • CVE.C432 : 岩盤工学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

土質力学第一を履修していることが望ましい

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