2016年度 公共経済学   Public Economics

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開講元
土木・環境工学系
担当教員名
福田 大輔  根本 敏則  山内 弘隆  中条 潮 
授業形態
講義
曜日・時限(講義室)
金3-4(M113)  金7-8(M113)  
クラス
-
科目コード
CVE.D311
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
1-2Q
シラバス更新日
2016年1月11日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

社会資本整備の経済学的な分析・評価のために必要となる経済理論(ミクロ経済学,交通経済学等)の基礎を学ぶ.

到達目標

1. 費用や価格等のミクロ経済理論,2. プロジェクトの経済評価手法,3. 公共事業のマクロ経済効果分析,4. 公共サービスの特徴とその財源・料金制度,5. ロジスティクスの進展やPFIへの取り組み等,社会資本整備を取り巻く経済学的な基本的考え方を習得する.

キーワード

経済学,ミクロ経済学,交通・都市経済学,公共経済学,市場の失敗,外部性,経済政策

学生が身につける力

国際的教養力 コミュニケーション力 専門力 課題設定力 実践力または解決力

授業の進め方

基礎理論について講述しつつ,途中,中間試験を併せて実施することにより,内容に対する理解を深める.また,最後に期末試験を実施する.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 土木事業・公共事業・公共投資の評価における経済分析の役割 ・土木事業と経済評価 ・費用便益分析の歴史 ・経済学的な考え方とは?
第2回 消費者行動理論の基礎 ・消費可能集合(予算制約) ・選好,効用,無差別曲線,限界代替率 ・選択(効用最大化) ・需要(関数),価格弾力性,所得弾力性 ・消費者余剰と経済便益計算 ・双対性
第3回 生産者行動理論の基礎 ・可変・固定投入物・限界生産力逓減 ・短期・長期/平均・限界費用 ・可変費用と固定費用 ・費用最小化問題と費用関数 ・生産技術 ・利潤最大化問題と供給関数 ・生産者余剰 ・可変費用関数と固定費用関数
第4回 市場の理論 ・一物一価の法則 ・価格“受容”者と価格“支配”者 ・均衡の概念および市場均衡 ・超過需要,超過供給 ・部分均衡と一般均衡 ・消費者・生産者・社会的余剰 ・厚生経済学の第一定理 ・自然独占と費用逓減,寡占
第5回 市場の失敗とその是正 ・独占 ・外部性 ・混雑課金 ・公共財
第6回 公共事業のミクロ経済学的評価:費用・便益分析 ・費用便益分析の原理と歴史 ・社会的割引率 ・便益の定義と計測
第7回 マクロ経済と公共投資 ・公共投資 ・乗数効果 ・インフレーションとデフレーション
第8回 中間試験と解説 中間試験と解説
第9回 交通サービスの特徴と規制の実際 ・交通とは ・交通サービスの費用特性 ・規制の目的・分類・方法
第10回 交通サービスの整備財源とその評価 ・交通インフラ投資の評価 ・交通インフラ投資の財源調達
第11回 交通サービスにおける運賃政策の理論と評価 ・総括原価方式 ・インセンティブ規制
第12回 わが国における民間資金活用の経緯と展望 ・PFI (Private Finance Initiative)とは ・エイジェンシー理論
第13回 日本のエネルギー問題-電気事業を中心に ・エネルギー産業の現状 ・エネルギー資源供給過程と利用形態
第14回 道路課金の目的と課題 ・道路の課金方法の基礎理論 ・道路の課金方法の課題と展望
第15回 都市の物流・物流施設を巡る政策課題 ・物流の基礎概念 ・物流政策の評価

教科書

特に指定しない.講義時に配布すると共にOCW-iに掲載する.

参考書、講義資料等

(参)竹内健蔵(2008)交通経済学入門,有斐閣ブックス. (参)山内弘隆・竹内健蔵 (2002) 交通経済学,有斐閣アルマ.
(参)八田達夫(2009) ミクロ経済学I・II,東洋経済新報社. (参)藤井聡(2010) 公共事業が日本を救う,文春新書.

成績評価の基準及び方法

中間試験(40%),期末試験(40%),レポート課題・小テスト(20%)

関連する科目

  • CVE.D201 : 土木計画学基礎
  • CVE.D210 : 土木と環境の計画理論
  • CVE.D312 : 公共システム論
  • CVE.D301 : 交通システム工学
  • CVE.D403 : 交通経済学
  • CVE.D211 : 国土・都市計画概論
  • ARC.P305 : 国土・都市計画論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

「土木計画学基礎」,「土木と環境の計画理論」を履修済みであることが望ましい.また,「交通システム工学」も並行して履修することが望ましい.

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