2016年度 土木史・土木技術者倫理   History of Civil Engineering and Engineering Ethics

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開講元
土木・環境工学系
担当教員名
朝倉 康夫  北詰 昌樹  真田 純子 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火3-4(M113)  金3-4(M113)  
クラス
-
科目コード
CVE.N301
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2016年1月11日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

 土木史の授業では、古代より今日までの社会変遷と土木技術、土木施設ならびに土木技術の発展などを講義する。また、土木技術者倫理の授業では、具体的事例を通じて技術者が持つべき倫理感とは何かを講義する。
 土木・環境工学を学ぶ上では、対象とする地域が持つ歴史や社会特性を十分に理解するとともに、技術者として持つべき倫理感を涵養することが重要である。人類の長い歴史の中で社会基盤整備がどのように進められてきたかに関する知識を得るとともに、様々な事例を通じて土木・環境工学に関連する技術者に求められる倫理観を養うことが講義のねらいである。

到達目標

本講義を履修することにより次の能力を修得する。
1) 人間史と土木史の関連を多面的に見る目を養う。
2) 古代より明治以前の社会変遷と土木技術、土木施設の関連を理解して説明できる。
3) 明治期以降の国民生活の質の向上を可能とした土木技術の発展と社会資本整備の過程を通して土木技術の歴史的重要性を説明できる。
4) 土木技術者倫理では、高い技術力を持つ土木技術者として、対社会に対して、何をしてはよいか、何はしてはいけないかを判断できる。

キーワード

土木技術、土木施設、技術者倫理

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義を中心に授業を行います。各回の学習目標をよく読み,課題を予習・復習で行って下さい。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 土木史概要 土木史の概要と重要性の説明
第2回 世界古代、日本古代 世界ならびに日本の古代時代の土木技術の説明
第3回 鎌倉時代~江戸時代 鎌倉時代から江戸時代にかけての土木技術の説明
第4回 産業革命、明治時代 産業革命と明治時代の土木技術の説明
第5回 大正時代 大正時代の土木技術の説明
第6回 戦後~平成時代、法制史 戦後から現在までの土木技術の説明
第7回 地盤改良史 地盤改良技術の説明
第8回 中間試験と解説 中間試験とその解説
第9回 技術者倫理概要 技術者倫理を学ぶ意味を理解する
第10回 土木とダイバーシティ(1):考え方と事例 土木技術と多様性の考え方と事例を学ぶ
第11回 土木とダイバーシティ(2):ワークショップ ワークショップ形式による土木技術と多様性の演習
第12回 土木技術者が遭遇する倫理的問題 土木技術者が遭遇する可能性のある倫理問題の事例を学ぶ
第13回 研究者倫理 学生が研究を行う上での倫理的課題を理解する
第14回 技術者倫理事例(1):計画・設計を対象として 計画・設計段階での倫理的課題の事例を学ぶ
第15回 技術者倫理事例(2):施工・管理を対象として 施工・管理段階での倫理的課題の事例を学ぶ

教科書

配付資料(OCWからダウンロード、および印刷物)

参考書、講義資料等

高橋 裕:現代日本土木史、彰国社

成績評価の基準及び方法

土木史の課題(15%)、土木史の試験(35%)、技術者倫理の事例研究課題の発表(10%)、技術者倫理の試験(40%)

関連する科目

  • CVE.C201 : 土質力学第一
  • CVE.C202 : 土質力学第二
  • CVE.C310 : 土質基礎工学
  • CVE.N310 : 社会基盤と環境-特別講義

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

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