2016年度 構造力学・水理学実験第一   Structural Mechanics and Hydraulics Laboratory I

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開講元
土木・環境工学系
担当教員名
灘岡 和夫  中村 隆志  渡辺 敦  鼎 信次郎  吉村 千洋  藤井 学  木内 豪  中村 恭志  廣瀬 壮一  WIJEYEWICKREMA ANIL CHRISTOPHER  古川 陽  盛川 仁  佐々木 栄一  田村 洋 
授業形態
    
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月5-8  
クラス
-
科目コード
CVE.N230
単位数
1
開講年度
2016年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

 構造力学・水理学実験第一は、構造力学実験と水理学実験から構成される。
 構造力学実験は、鋼材の引張試験およびブリッジコンペティションにより、構造材料の力学的特性を理解するとともに、構造設計の基本的プロセスや課題解決能力を体得するねらいがある。水理学実験は、講義(水理学第一)で学習した水の流れに関わる基本原理を、2つの異なる実験(堰の流れと波の流れ)を通してさらに深く理解し体得するねらいがある。
 授業効果を評価する方法として、学生が実験前に関連する理論を修得しているか確認するための「前試問」、実験時の取り組み姿勢・リーダーシップ、実験後に実験結果を考察させ理解度を測る「後試問」を通して評価している。

到達目標

本科目を履修することによって次の能力を修得する。
1)構造材料の力学的特性についての実験,計測,データ分析を行うことができる.
2)構造設計の基本的なプロセスに基づき、橋梁モデルを自主的に設計・製作ができる。
3)ポテンシャル流れにおける圧力や流速特性など、刃型堰を越える流れについての測定、解析、考察を行うことができる。
4)波高、流速、水粒子軌道など、水の波の理論や性質についての測定、解析、考察を行うことができる。

キーワード

材料特性、鋼材、構造設計、橋梁、刃型堰、ポテンシャル流れ、フローネット、水の波

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

構造力学実験は(i)前試問、(ii)実験、(iii)後試問を各実験について実施する。水理学実験は、(i)前試問、(ii)実験装置・手順の説明、(iii)実験、(iv)後試問を各実験について実施する。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 鋼材の引張試験に基づく構造材料の力学的特性の分析 応力-ひずみ曲線、破壊プロセスに関するデータ解析と考察
第2回 ブリッジコンペティション(構造デザイン、設計計算、載荷試験) 構造デザインに関するプレゼンテーション、設計計算、載荷試験結果に関する考察
第3回 刃型堰を越える流れ(急変流)、フローネットの作成、マノメータやピトー管による流速と圧力分布の測定 フローネットを用いた流速・圧力分布推定や刃型堰の流量等に関わるデータ解析と考察
第4回 水の波の理論と性質、水粒子軌跡や浅水変形の観察、波高や波速の測定 実験データと微小振幅波理論との比較や流体運動の特徴等に関する解析と考察

教科書

三木千壽著『鋼構造(テキストシリーズ土木工学10)』,出版社:共立出版(2000/07),ISBN-13: 978-4320073913
日野幹雄『明解水理学』, 出版社: 丸善 (1983/01), ISBN-13: 978-4621027783

参考書、講義資料等

『JISハンドブック 鉄鋼1』,編さん:日本規格協会(2015/01),ISBN-13: 978-4542183018
禰津家久・富永晃宏著『水理学』、出版社: 朝倉書店 (2000/04)、ISBN-13: 978-4254261394

成績評価の基準及び方法

構造力学実験では、各実験についてレポート(100%)により評価する。
水理学実験では、各実験についての「前試問」、「実験」、「後試問」において理解度と取組姿勢を評価する。水理学実験の配点は、前試問(10%)、実験(20%)、後試問(30%)、レポート(40%)
最後に,構造力学実験の評点と水理学実験の評点を平均して最終評点とする.

関連する科目

  • 構造力学・水理学実験第二(CVE.N330)
  • 構造力学第一
  • 構造力学第二
  • 鋼構造学
  • 水理学第一(CVE.B201)
  • 水理学第二(CVE.B202)

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

水理学第一(CVE.B201)(左記の科目を履修していない場合、下記の水理学担当教員に相談すること)

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