建築や環境をデザインするということは、その場所にすでに存在し、あるいは建築をつくることによって発生する様々な事物のふるまいを、調整し関係付けることを通して、価値を生み出すことである。事物のふるまいは、光や風や熱や水や地盤といった自然の要素のふるまい、習慣や文化にもとづく人のふるまい、類型学的な建物のふるまいとして観察される。それらの関係構築を試み、自然科学、歴史学、民族誌などの領域を横断する知の枠組みにおいて建築デザインを読み替える。
多様なふるまいを統合する建築デザインの方法および批評的視点の習得。
✔ 該当する | 実務経験と講義内容との関連(又は実践的教育内容) |
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建築、公共空間、家具、展覧会企画・設計、美術作品制作などの多様なデザイン実践と、建築意匠論の研究から導かれた理論が、建築ふるまい学である。 |
ふるまい、デザイン、タイポロジー、資源、コモンズ、アクセシビリティ、メンバーシップ、民族誌
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
✔ そこで何が起こっているのかを理解し、デザインによって介入する力 |
集中講義
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 建築ふるまい学についての講義をもとにディスカッションを行う 1,都市リサーチ:メイド・イン・トーキョーとペット・アーキテクチャー ・ガイドブック 2,マイクロ・パブリック・スペース 3,ヴォイド・メタボリズムと第四世代住宅 4,町家の再解釈 5,復興支援と建築民俗学:Archiaid 6,窓のふるまい学 7,都市農村交流と事物連関 8,資源的人と普請 | レポート提出 |
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メイド・イン・トーキョー(鹿島出版会)
ペットアーキテクチャー・ガイドブック(ワールドフォトプレス)
ポスト・バブル・シティ(INAX出版)
図解アトリエ・ワン(TOTO出版)、図解アトリエ・ワン2(TOTO出版)
Atelier Bow-Wow: Architectural Behaviorology(Rizzoli New York)
空間の響き/響きの空間(INAX出版)
WindowScape(フィルムアート社)、WindowScape2(フィルムアート社), WindowScape3(フィルムアート社)
コモナリティーズ ふるまいの生産(LIXIL出版)
授業への貢献、レポートの評価
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