本授業では、主に建築学系のIGPコースに所属する留学生を対象に、近畿地方の国宝・重要文化財の建物を実際に見ながら伝統的な日本建築の特徴について説明する。
建築学において建築史学は最も古い分野の一つである。将来的に国際的な建築士・建築技術者としての活躍が期待される本学の留学生にとって、日本の建築文化を正しく理解しておくことは必須である。
近畿地方の文化財建造物を実際に見て、日本の伝統的な建築の特徴を具体的に理解することがこの授業の目標である。
日本建築、木造建築、伝統建築、重要文化財
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
講義2日、現地6日間(終日)での集中講義の形式をとる。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 見学予定の場所と建物についての講義 | 見学先の場所を地図上で把握しておく。 |
第2回 | 斑鳩の寺院建築 | その年の見学予定の建物に関する説明を事前に読んでおく。 |
第3回 | 奈良の社寺建築 | その年の見学予定の建物に関する説明を事前に読んでおく。 |
第4回 | 滋賀県の社寺建築 | その年の見学予定の建物に関する説明を事前に読んでおく。 |
第5回 | 京都の社寺建築 | その年の見学予定の建物に関する説明を事前に読んでおく。 |
第6回 | 京都の社寺、住宅建築 | その年の見学予定の建物に関する説明を事前に読んでおく。 |
第7回 | 近畿地方の社寺建築 | その年の見学予定の建物に関する説明を事前に読んでおく。 |
第8回 | まとめの講義 | 訪問した建物に関する資料を復習する。 |
特に指定しない。
講義資料などは、必要に応じて授業中に適宜配布する。
毎回の出席とレポートの提出により評価する。建物の特徴を具体的に把握し、主体的に関心を掘り下げる態度の学生を高く評価する。
建築学系の留学生(IGP)に限定する。
特になし。