2020年度 施設計画学特論第一   Theories in Facility Planning I

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開講元
建築学コース
担当教員名
沖 拓弥 
授業形態
講義    (Zoom)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金5-8(緑が丘M6多目的室1)  
クラス
-
科目コード
ARC.P421
単位数
2
開講年度
2020年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2020年9月18日
講義資料更新日
2020年4月21日
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義は,平常時だけでなく非常時や災害発生時も想定した施設計画の基本的手法について修得することをねらいとしている。具体的には,まず,木造住宅密集地域における防災・減災計画,ハザードマップ,避難計画など,施設を取り巻く各種防災関連情報の種類や扱い方について概説する。次に,BCPとDCP等,施設における非常時・災害時対応について講述する。また,多種多様な定量的・定性的データを活用し,施設における防災・減災計画を検討するための分析手法を,講義と演習を通じて修得させる。最後に,個人あるいはグループごとに,実際の施設を対象として,防災・減災計画や非常時・災害時対応に関する分析と発表を行ってもらい,議論を通じて施設計画に関する理解を深める。

到達目標

【到達目標】
本科目を履修することによって,平常時だけでなく,非常時や災害発生時も想定した施設計画の基本的手法を修得する。
【テーマ】
①施設を取り巻く防災関連情報の種類や扱い方,②施設における非常時・災害時対応,および,③多変量解析とGISを用いた施設における防災・減災計画の検討

キーワード

施設計画,防災・減災計画,BCP,DCP,多変量解析,GIS

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義および演習.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 イントロダクション,防災・減災計画の基礎① 木造住宅密集地域の魅力と課題について学ぶ。
第2回 防災・減災計画の基礎② 都市の不燃化・耐震化,規制・誘導政策の影響などを学ぶ。
第3回 防災・減災計画の基礎③ 各種ハザードマップ,および,避難所・避難場所の計画手法などを学ぶ。
第4回 防災・減災計画の基礎④ 事業継続計画(BCP)と地域継続計画(DCP)について学ぶ。
第5回 防災・減災計画の基礎⑤ 災害時における施設運営の実態を学ぶ。
第6回 防災・減災計画の基礎⑥ 主に医療施設や教育施設について,災害時に期待される役割を学ぶ。
第7回 多変量解析を用いた都市・地域の分析手法(講義) 施設における防災・減災計画を検討する上で必要となる,多変量解析手法について学ぶ。
第8回 多変量解析を用いた都市・地域の分析手法(演習) 第7回の講義内容に関連した演習を行う。 【個人のノートPCを持参すること】
第9回 GISを用いた都市・地域の分析手法(講義) 施設における防災・減災計画を検討する上で必要となる,GISを用いた解析手法について学ぶ。
第10回 GISを用いた都市・地域の分析手法(演習) 第9回の講義内容に関連した演習を行う。 【個人のノートPCを持参すること】
第11回 グループワーク 第13回・第14回の発表会に向け,課題の設定,対象施設の選定,分析手法の検討を行う。
第12回 グループワーク 第13回・第14回の発表会に向け,グループ単位で分析を進める。
第13回 学生によるプレゼンテーション・講評会 第11回・第12回に準備した検討内容を発表し,議論する。
第14回 学生によるプレゼンテーション・講評会 第11回・第12回に準備した検討内容を発表し,議論する。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

担当教員が作成したハンドアウトを⽤いる。

参考書、講義資料等

適宜指定する。

成績評価の基準及び方法

講義,演習および発表・議論への取り組み状況を総合的に考慮して評価する。

関連する科目

  • ARC.P201 : 建築計画基礎
  • ARC.P202 : 建築計画第一
  • ARC.P203 : 建築計画演習
  • ARC.A205 : 建築数理
  • ARC.P301 : 建築計画第二
  • ARC.P442 : 空間計画学特論第二
  • ARC.P423 : 施設計画学演習

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

個人のノートPCを使用する。

その他

本講義では,第4Q開講の施設計画学演習に関連する分析手法も取り上げるため,施設計画学演習とあわせて履修することが望ましい。

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