2018年度 建築・都市CFD   CFD on Buildings and City

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開講元
建築学コース
担当教員名
田村 哲郎  大風 翼  河合 英徳 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火3-4(M112)  
クラス
-
科目コード
ARC.S423
単位数
1
開講年度
2018年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2018年3月20日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義では,建築物内外の流れ現象に基づく快適な環境形成,弱風による輸送を前提とする都市の大気汚染やヒートアイランド現象,強風・突風に対する建築物の被害等,建築・都市にみられる実際の流れ現象をCFD(数値流体力学)により解析する場合に必要となる乱流輸送の数学的記述とその物理的意味を論じます。
環境問題・防災問題を解決するためのCFD応用法を習得し,建築・都市の様々な乱流現象の理解を進め,様々な設計事項に役立つ知見を理解することを目的とします。

到達目標

本講義を履修することで,建築・都市空間の風あるいは熱の環境場に形成される様々な乱流現象の数理的な記述方法について理解することを目標とします。具体的には,CFD(数値流体力学)を用いた環境問題・防災問題の適切な評価法を把握します。建築・都市空間で形成される流れと熱の場を対象とし,まずは人間生活空間につながりのある地表近傍の大気乱流構造を理解したうえで,建築物あるいは都市構成まわりの乱流の支配法則ならびにモデル構築法について学びます。さらに,環境問題・防災問題を解決するためのCFDの具体的な使い方を習得します。

キーワード

流れ、CFD、乱流、大気、大気汚染、ヒートアイランド、強風・突風、耐風設計、環境問題、防災問題

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

ハンドアウト資料に基づき、講義

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 流れの数理的記述と適用例 流れの数理的記述方法を理解し、支配方程式を導出する その適用例を概説する
第2回 CFD(離散的近似解法)とその応用 CFD技術における基礎方程式の離散的近似解放を理解する その応用方法を説明する
第3回 建築・都市の防災問題におけるCFDの使い方 -乱流現象の取り扱い 防災問題におけるCFDの使い方を習得する 乱流現象の取り扱い方を理解し、モデル化手法を習得する
第4回 建築・都市の環境問題におけるCFDの使い方 -都市・建築物内外の風の流れに基づく快適な環境形成 環境問題におけるCFDの使い方を習得する 都市・建築物内外の風の流れの特性を理解し、快適な環境形成の機構を把握する
第5回 都市の大気汚染・ヒートアイランドと建築環境設計 都市でみられる大気汚染あるいはヒートアイランドの現象を理解する
第6回 強風・突風現象と建築物の耐風設計 強風あるいは突風が発生した場合の建築物の耐風設計について、その実態を習得する
第7回 極端気象現象と建築 極端気象現象を理解し、建築との関わり合い習得する
第8回 建築・都市の防災・環境問題におけるCFD 建築・都市の防災・環境問題におけるCFDを総括する

教科書

特になし

参考書、講義資料等

講義時に紹介

成績評価の基準及び方法

レポートによる評価

関連する科目

  • UDE.E406 : 環境乱流力学基礎
  • UDE.E507 : 環境乱流力学応用

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

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