2022年度 施設計画学特論第一   Theories in Facility Planning I

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開講元
建築学コース
担当教員名
沖 拓弥 
授業形態
講義    (ライブ型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金5-8(緑が丘6号館多目的室1)  
クラス
-
科目コード
ARC.P421
単位数
2
開講年度
2022年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2022年3月28日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義は,平常時だけでなく非常時や災害発生時も想定した施設計画の基本的手法について修得することをねらいとしている。地震災害,水害・津波・土砂災害,火災といった災害の概要を講述するとともに,それらのリスクをどのように認識し,施設計画にどのように反映すべきかを,講義と簡単な演習を通じて修得する。また,建築基準法や都市計画法などの法令における防災関連規定の背景を理解する。

到達目標

【到達目標】
本科目を履修することによって,平常時だけでなく,非常時や災害発生時も想定した施設計画の基本的手法を修得する。
【テーマ】
地震災害への備え,水害・津波・土砂災害への備え,火災への備え,建物内防災・避難計画,避難安全検証法,防災計画を支える技術

キーワード

施設計画,防災・減災計画,リスク認知,レジリエンス,建築基準法,GIS

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義および演習.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 イントロダクション 都市における災害の種類とその歴史
第2回 地震災害への備え(1) 木造住宅密集地域の成立背景や実態,都市の不燃化・耐震化施策
第3回 地震災害への備え(2) 地震時の被害想定,避難場所と避難所,ハザードマップ 【演習】身の回りの地震被害リスクと避難場所・避難所
第4回 地震災害への備え(3) 帰宅困難者対策,事業継続計画(BCP)と地域継続計画(DCP)
第5回 水害・津波・土砂災害への備え(1) 建物・市街地における水害・津波・土砂災害発生のリスク把握,ハザードマップ
第6回 水害・津波・土砂災害への備え(2) 建物・市街地における水害・津波・土砂災害対策 【演習】身の回りの水害・津波・土砂災害リスク
第7回 火災への備え(1) 建物内における出火・延焼現象と対策
第8回 火災への備え(2) 市街地における延焼現象と対策 【演習】身の回りの火災リスク
第9回 建物内防災計画 医療福祉施設や教育施設を中心に,建物内防災計画の考え方を学ぶ。
第10回 建物内避難計画 医療福祉施設や教育施設を中心に,建物内避難計画の考え方を学ぶ。 【演習】身の回りの建物内防災・避難計画
第11回 避難安全検証法(1) 避難安全検証法の考え方を学ぶ。
第12回 避難安全検証法(2) 【演習】簡単な演習問題を通じて避難安全検証法を習得する。
第13回 防災計画を支える技術(1) GIS,シミュレーション技術などの紹介
第14回 防災計画を支える技術(2) 【演習】GISを用いた都市・地域の災害リスク評価 ※個人のPCを用意すること

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

担当教員が作成したハンドアウトを⽤いる。

参考書、講義資料等

適宜指定する。

成績評価の基準及び方法

講義,演習への取り組み状況を総合的に考慮して評価する。

関連する科目

  • ARC.P201 : 建築計画基礎
  • ARC.P202 : 建築計画第一
  • ARC.P203 : 建築計画演習
  • ARC.A205 : 建築数理
  • ARC.P301 : 建築計画第二
  • ARC.P442 : 空間計画学特論第二
  • ARC.P423 : 施設計画学演習

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

個人のノートPCを使用する。

その他

・本講義では,第4Q開講の施設計画学演習に関連する話題も取り上げるため,施設計画学演習とあわせて履修することが望ましい。
・必要に応じて英語を併用して授業を行う。

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