本講義では、20世紀以降発展した都市・地域再生の考え方と手法を扱い、日本における都市学と環境デザインの基礎を提供します。
まず最初に、20世紀初頭の実験的な都市再生と、第二次大戦後の都市再生の展開を扱います。次に、近年の都市・地域再生の主題を整理します。
後半では、都市再生の理念、運動、世代の展開などを解説します。
本講義の履修により、以下の知識と能力を修得する
1)都市再生の領域を理解する
2)都市再生の理念と考え方の展開を理解する
復興計画、国際近代建築会議、都市更新事業、歴史的保全、漸進主義
サスティナブル・シティ、空間計画、都市の状況、
都市の資産、都市のコンテクスト、アーバン・ビレッジ、都市再生戦略、都市再生タスクフォース、都心改善事業
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
1)講義では最初に前回講義の復習を簡単に行う。
2)毎回の授業で出席をとる。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 都市再生の主題 1)社会・経済 | 都市再生の社会的背景を説明せよ |
第2回 | 都市再生の主題 2)歴史・文化 | 都市再生の文化的背景を説明せよ |
第3回 | 都市再生の潮流 1)1945年から1960年代の展開 | 第二次大戦後の都市再生の要点について説明せよ |
第4回 | 都市再生の潮流 2)1970年代から2000年代の展開 | 1990年代から2000年代の都市再生の要点について説明せよ |
第5回 | 都市再生の理論と概念 | 我が国の都市再生の出発点と理念について説明せよ |
第6回 | 都市再生の手法とプロセス | 都市再生の手法とプロセスについて理解する |
第7回 | まとめ:都市再生の多様性と創造性 | 都市再生の多様性と創造性を理解する |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
特になし
伊藤雅春、真野洋介他編著 「都市計画とまちづくりが分かる本」 彰国社
日本建築学会編、「コンパクト建築設計資料集成[都市再生]」、丸善出版
1)都市再生の起源と展開についての理解度、その応用と問題解決力を評価
2)配点は中間レポート(40%)と、最終レポート(60%)
履修の条件は特に設けないが、関連する科目を履修していることが望ましい。