本講義では、都市デザインとまちづくりの実践について学習します。
前半では、20世紀後半における都市デザインの技術、手法と表現について学習します。
後半では、まちづくりの実践における、計画プロセスとコミュニケーションについて学習します。
さらには、まちづくりのいくつかのシナリオと解決策について学びます。
本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1)都市デザインの実践に当たって、都市空間のスケールと領域、視覚的表現、シミュレーションを理解できる
2)日本における都市デザインの計画とプロジェクトについてのレビューと分析ができる
3)中心市街地におけるまちづくりの提案ができる
都市再生、歴史的保全、まちづくり、市民参加、サスティナブル・コミュニティ、計画プロセス、歩行者モール、都心計画
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
1)講義では最初に前回講義の復習を簡単に行う。
2)毎回の授業で出席をとる。
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 都市デザインの実践における諸課題 | 都市デザインの主な主題を説明せよ |
第2回 | 都市デザインの実践 1)空間スケールと空間領域 | 空間スケールと空間領域を理解する |
第3回 | 都市デザインの実践 2)居住環境のデザイン | 居住環境へのデザインアプローチを理解する |
第4回 | 都市デザインの技術と手法 | 都市デザインの技術と手法を理解する |
第5回 | まちづくりの実践における諸課題 | まちづくりの主な主題を説明せよ |
第6回 | まちづくりの実践 1)合意形成とイメージ共有の手法 | 環境計画とデザインにおける合意形成とイメージ共有を理解する |
第7回 | まちづくりの実践 2)プロセスデザインとプロジェクトの局面 | デザインプロセスにおけるプロジェクトの局面を理解する |
第8回 | まちづくりとパートナーシップ | 計画プロセスにおける多様なパートナーシップの形態を理解する |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
特になし
1)伊藤雅春、真野洋介他編著 「都市計画とまちづくりが分かる本」 彰国社
2)日本建築学会編 「まちづくり教科書第1巻 まちづくりの方法」 丸善
3)佐藤滋、真野洋介他著 「地域協働の科学」 成文堂
1)都市デザインとまちづくりの実践についての理解度、その応用と問題解決力を評価
2)配点は中間レポート(40%)と、最終レポート(60%)
履修の条件は特に設けないが、関連する科目を履修していることが望ましい。