2016年度 快適な都市環境特論第一   Comfortable Built Environment I

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開講元
都市・環境学コース
担当教員名
柳澤 潤  石田 建太朗 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
木1-2(G324)  
クラス
-
科目コード
UDE.D442
単位数
1
開講年度
2016年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義は公共空間・公共施設のあり方を具体的な事例や素材を使って説明・講義するものである。日本における公共空間は家とその外の通りというように二分されたものであったが西洋においては広場と家が連続して存在している。つまり本来公共的な場所であるはずの通りが「道路」という機能に変換された時点で日本の公共空間はかなり矮小化されてしまった。また公共的な「広場」も1960年代後半に公共の場所を占有する行為を抑制する法が整えられ、その概念も消失したに等しい。本講義ではこうした時代背景にも着目し、日本のみにとどまらず、西洋の広場や公共空間に着目しその可能性を探りながら、これからの公共をともに考える授業でもある。

到達目標

本講義を履修することによって以下の能力を取得する①20世紀から21世紀にかけての公共空間の変遷を学び「公共」とは何かを改めて考えることが出来る②自分の身の回りにある公共空間に対してどんな背景でそれが出来あがったか考える能力が身につく③都市的な視点でみた場合の広場やランドスケープに対するスケール、素材など具体的な構成要素を理解することができる

キーワード

ランドスケープ、パブリックスペース、公共建築

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

原則パワーポイント、黒板を使っての講義  全8回中2回をグループワークによる設計、講評、その他2回を各個人で問題設定しプレゼンテーション、残りの4回を講義

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 ガイダンス 現代の公共空間、公共性について 公共性について理解することが出来る
第2回 日本と西洋の公共空間の違い 日本と西洋の公共性の違いを理解することが出来る
第3回 公共性の高い場所、低い場所をリサーチ 自分での課題設定し問題解決を計れるようになる
第4回 自分なりの考え方を整理しプレゼンテーション プレゼンテーションの技術を学ぶことが出来る
第5回 具体的な敷地を与え 公共空間の設計、エスキース 設計・グループワークを学ぶことが出来る
第6回 グループでの発表 プレゼンテーション グループでの協調性ワークショップの方法なども理解することが出来る
第7回 公共空間、公共建築事例紹介(日本・外国) 具体的な事例を通して現代の公共性について理解できる
第8回 講義のまとめと 試験 上記7回を一旦まとめた上で試験

教科書

外部空間の設計、コモナリティーズ、パブリック空間の本 などの本を授業で紹介

参考書、講義資料等

外部空間の設計、コモナリティーズ、建物の間のアクティビティ、人間の街、その他パブリック空間に関する書籍

成績評価の基準及び方法

個人のプレゼンテーション(20%)、グループワーク(20%)、授業の出席30%、最終試験 30%

関連する科目

  • UDE.D541 : 快適な都市環境特論第二
  • UDE.D448 : 建築設計表現特論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

事前に身につけておくべき知識や技術はいらない

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