博士後期課程学生を対象とした、大学院教育の一環として行われる長期間(2ヶ月以上)かつ有給の研究インターンシップである。
文科学省高等教育局が定めた「ジョブ型研究インターンシップ(先行的・試行的取組)実施方針(ガイドライン)」及び関連する資料等に基づいて実施されるインターンシップである。
履修する際には、教務課の作成した「ジョブ型研究インターンシップ科目の履修について」を必ず参照すること。
以下の各項目及びそれらを総合して向上がみられること
-研究:研究目的の適切な設定又は理解、研究方法の適切な選択、適切な情報収集・情報分析・情報統合、新しい研究の方向性の提案
-実践:研究目的や研究方法についての大学と企業との違いへの理解、安全確保、コンプライアンス、情報管理への適切な理解と実践、資金 、時間の制約への適切な理 とその制約に応じた研究の実践
-対人・チームワーク:業務遂行に当たっての適切な他者とのコミュニケーション、上司、同僚との適切なチームワーク
また、ジョブディスクリプションを踏まえ、初期の目標を達成すること。
✔ 該当する | 実務経験と講義内容との関連(又は実践的教育内容) |
---|---|
企業における研究開発活動に携わった経験のある教員が履修計画、履修状況の確認、合否の判断を補助する。 |
ジョブ型研究インターンシップ、企業における研究開発活動
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
ガイドラインや関連する資料等を参照すること。
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | ジョブディスクプションにより示される。 | ジョブディスクプションにより示される。 |
なし
なし
評価は、インターンシップ期間中の指導教員による進捗状況確認、ESDコースで行われる報告会、ガイドラインに基づき企業が作成する評価書・評価証明書等を踏まえて行われる。
なお、中長期インターンシップであるので、点数評価はせず合格/不合格の判定とする。
指導教員と事前協議の上、学修計画及び研究計画等に支障のないことが確認された博士課程学生を対象とする。
ガイドラインによると、ジョブ型研究インターンシップは、以下の要件をすべて満たすインター ンシップと定義されている。
• 研究遂行の基礎的な素養・能力を持った大学院学生が対象
• 長期間(2 ヶ月以上)かつ有給の研究インターンシップ
• 正規の教育課程の単位科目として実施
• 本ガイドラインに沿ったジョブディスクリプション(業務内容、必要とされる知識・能力等)を提示
• インターンシップ終了後、学生に対し面談評価を行い、評価書・評価証明書を発行
• インターンシップの成果は、企業が適切に評価し、採用選考活動に反映することが可能
ジョブ型研究インターンシップは、アルバイトとは異なり、教育目的である。また、実践力の育成や企業に対する理解促進が主目的であり、企業への就職活動が主目的ではない。企業の新入社員として働くというくらいの意識で、責任感を持って、事前教育や本インタ ーンシップの職務に当たることが求められる。さらに、 秘密保持、知的財産・ノウハウの取扱い、安全確保についてリテラシー向上に努める必要がある。