2023年度 建築学実験第二   Environmental and Structural Engineering Laboratory II

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開講元
建築学系
担当教員名
横山 裕  竹内 徹  五十嵐 規矩夫  田村 修次  湯淺 和博  鍵 直樹  淺輪 貴史  大風 翼  福田 眞太郎  寺澤 友貴  海塩 渉  藤井 佑太朗  三井 和也 
授業形態
   (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月7-8(W5-106)  
クラス
-
科目コード
ARC.A303
単位数
1
開講年度
2023年度
開講クォーター
3-4Q
シラバス更新日
2023年3月22日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

机上では実感できない建築環境、構造、材料の基本特性について体感し、各種理論および設計法の理解を深める。
建築環境に関しては、音、空気、熱、水に関する基本的な実験として、騒音測定、風速分布測定、温熱分布測定、水質測定を実施する。
建築構造に関しては、鉄骨部材およびトラス構造の座屈実験、地盤の液状化試験、および建築物の振動特性を把握するための振動実験を実施する。
建築材料に関しては、建築物使用者の心理反応を利用する床のすべり試験を実施する。

到達目標

I. 建築環境、構造、材料の基礎的事項について、より深く理解させるとともに、各種測定器具の取り扱いを習得させる。
II. 環境(音、空気、熱、水)、構造(鉄骨部材,トラス構造、地盤、振動)、材料(床のすべり)の特性を体感する。

キーワード

建築環境、建築構造、建築材料

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

教員・TA指導の下で各種実験・測定作業を行わせ、得られた結果についてレポートを作成し、講評・解説を加える。
4班に分けて実験を行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 全体説明 (全員) 実験の概要と注意点について理解する。
第2回 騒音測定 騒音計を用いて、建築外部騒音の計測を行う。
第3回 風速分布の測定 室内における気流の可視化を行うと共に、換気量の測定を行う。
第4回 温熱分布の測定 熱電対を作成し、室内の上下温度分布の計測を行う。
第5回 水質測定  水質の測定方法を習得し、水道水などの水質検査を実施する。
第6回 液状化試験 液状化時の間隙水圧の上昇を計測し、有効応力の深度分布を求める。
第7回 2質点系の振動実験 振動台実験で2質点建物の固有周期を求める。
第8回 多質点系の振動実験 トラス構造の試験体を組み立て、接合部の構成や測定器具について学ぶ。
第9回 鉄骨部材実験(実験準備および引張試験) 鉄骨部材実験の概要について理解し、実験を計画できるとともに、材料の引張試験を行い、応力度ひずみ度関係を説明できる。
第10回 鉄骨部材実験(座屈試験) 鉄骨部材の座屈実験を行い,座屈挙動を説明できる。
第11回 トラス構造実験(準備) トラス梁試験体および素材試験の組立および歪ゲージの貼り付けを行い、接合部の構成および測定器具の取り扱いを習得する。
第12回 トラス構造実験(引張試験およびトラス梁の載荷実験) 鋼素材の引張り試験およびトラス梁の座屈実験を実施し、高素材の破断性状トラス梁の座屈性状を理解する。
第13回 床材料のすべり試験 人間の心理反応を用いて尺度を構成する手法と性能評価方法の具体例を学ぶ。
第14回 実験の総括・補足実験 経験した実験を総括し、必要に応じ補足実験を行う。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ本学の学修規程で定められた時間を目安に行う。

教科書

特になし

参考書、講義資料等

適宜、授業中に配布する。

成績評価の基準及び方法

レポートに基づいて評価する。全出席および全実験履修が原則である。

関連する科目

  • ARC.A302 : 建築学実験第一

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

建築学系の学生を優先させる。履修の条件を設けない。

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