建築構造力学の内、不静定構造の応力と変形、応力解法について講義及び演習を行う。
建築構造物のメジャーな構造システムである高次不静定骨組の応力と変形について理解させる。
1.不静定構造物の応力と変形について理解する。
2.平面骨組を対象とする代表的な応力解析法についてその内容を理解し、また使用して求解できる。
不静定構造、たわみ角法、固定モーメント法、マトリクス法、D値法
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
前半90分で講義を行い、後半45分で講義内容に則する演習を行う。講義は板書を中心に適宜プリント等を配布する。
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 静定構造と不静定構造、及び基本仮定 | 左記授業内容より推して知るべし。 |
第2回 | 重ね合わせの原理による低次不静定構造の応力解法 | |
第3回 | たわみ角法(1) 基礎式の誘導 | |
第4回 | たわみ角法(2) 連続梁 | |
第5回 | たわみ角法(3) ラーメン(節点移動なし) | |
第6回 | たわみ角法(4) ラーメン(節点移動有り) | |
第7回 | たわみ角法(5) 剛性方程式の機械的作成法 | |
第8回 | 固定モーメント法(1) 連続梁 | |
第9回 | 固定モーメント法(2) ラーメン(節点移動なし) | |
第10回 | 固定モーメント法(3) ラーメン(節点移動有り) | |
第11回 | D値法(1) D値の概念、一般ラーメンの柱のD値 | |
第12回 | D値法(2) 反曲点高比、及び梁への曲げモーメント振り分け法 | |
第13回 | マトリクス変位法(1) 要素剛性マトリクス | |
第14回 | マトリクス変位法(2) 座標変換 | |
第15回 | マトリクス変位法(3) 部材の応力算定、等価節点力 |
指定なし
特に指定しない
期末試験成績のみの評価と、期末試験成績に演習の評価を加えた評価の高い方を評価点とする。
建築構造力学第一(ARCS203)を履修していることが望ましい。