2016年度 国土・都市計画論   National and City Planning

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開講元
建築学系
担当教員名
中井 検裕  十代田 朗 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火1-2(M011,W934)  金1-2(M011,W934)  
クラス
-
科目コード
ARC.P305
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

 本科目では、国土・地域・都市といった様々なスケールでの計画の意義・構造・手法について講述する。まず現在のわが国の国土の姿を整理し、歴史をたどり、現在抱える主な課題を把握することで、国土・地域計画の視点を学ぶ。その上で都市の歴史をたどり、これからの都市のあり方を考える。
 国土・都市に関する現代的課題およびそれに対する計画の役割を理解し、また計画史的視点からの現在の国土・都市計画の意味について理解することを通じ、これからの国土・都市計画に向けた考え方や方法の基礎知識を修得することを目指す。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1)国土計画、都市計画に関連する基礎的用語の意味を修得する
2)国土計画、地域計画、都市計画のスケールと全体像を把握する
3)国土計画、都市計画の基本的な歴史を修得する
4)現代の国土計画、都市計画の基本的な課題を理解する

キーワード

国土計画史、都市計画史、人口減少・高齢化社会、景観、低炭素社会、市民参加

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

毎回の講義で理論とそれを用いた実践例を解説します。第1回から第10回までは中井が都市計画について講義し、第11回から第15回は十代田が国土計画について講義します。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 国土と都市を取り巻く状況 現代都市を取り巻く状況の確認
第2回 都市計画の目標、範囲、主体および都市計画の法制度 都市計画の定義確認、都市計画制度の構造の確認
第3回 西洋の都市計画史 都市計画の歴史的原点の確認、理論と実践の関係の把握
第4回 日本の都市計画史 日本の都市の近代化と発展の確認
第5回 安全・安心の都市づくり:都市計画と防災 災害から人命と財産を守るための考え方と方法論の確認
第6回 美しい都市づくり:都市計画と景観 美しい都市をつくるための考え方と方法論の確認
第7回 低炭素の都市づくり:都市計画と環境 都市と地球環境問題の関係の確認、二酸化炭素排出量を削減するための方法論の確認
第8回 市民参加の都市づくり:都市計画と参加 都市計画に関する民主的な意思決定の考え方と方法論の確認
第9回 活力ある都市づくり:都市の活性化と再生 都市の衰退を防ぎ、活力ある都市をつくるための考え方と方法論の確認
第10回 理解度総合確認演習:第1回から第9回までの内容の演習形式による確認 第1回から第9回までの理解度確認と到達度自己評価
第11回 現在の社会経済環境と国土・地域計画 国土計画の定義的確認、国土計画制度の構造の確認
第12回 歴史にみる国土・地域づくり 国土・地域計画の歴史的原点の確認
第13回 国土・地域計画と社会の発展 日本の国土の近代化と発展の確認
第14回 地方計画と地域づくり 現在の都会と地方の関係の確認。地方政策の確認
第15回 理解度総合確認演習:第11回から第14回までの内容の演習形式による確認 第11回から第14回までの理解度確認と到達度自己評価

教科書

(中井)独自の資料をOCWにアップするので、必要に応じてそれを事前にダウンロードすること

参考書、講義資料等

(中井)谷口守『入門都市計画』森北出版、ISBN:978-4-627-45261-9 (十代田)講義資料は講義中に配布する

成績評価の基準及び方法

国土計画および都市計画の基礎的用語の理解度、基本的な考え方の理解度および都市を計画するにあたっての考え方の深度を評価する。中間試験および期末試験あわせて100点。

関連する科目

  • ARC.P304 : 都市土地利用計画

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

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