マックスウェルの方程式をもとに、光の伝搬、反射、屈折について学ぶ。また、物質の光学応答の起源となる屈折率について、その巨視的および微視的な描像を理解することを目的としています。さらに、非線形光学効果、表面プラズモン、メタマテリアルについて理解し、今日のナノフォトニクスを理解する上での基礎的な知識を養います。
本授業は、光と物質基礎論Iで講義された内容の理解を前提としています。この授業の履修を推奨しますが、必須ではありません。
マックスウェルの方程式をもとに、光の伝搬、反射、屈折について理解して、さらに、物質の光学応答の起源となる屈折率について、その巨視的および微視的な描像を理解することを目標にします。また、非線形光学効果、表面プラズモン、メタマテリアルについて基礎的な知識を持つことを目標とします。
光の伝搬、反射、屈折、屈折率、非線形光学、表面プラズモン、メタマテリアル
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
講義の後、簡単な演習を行い理解度をチェックします。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 電磁波としての光 | Maxwell方程式をスタートに光の伝搬について理解できること |
第2回 | 屈折率の微視的および巨視的な描像 | 屈折率の微視的および巨視的な描像について理解できること |
第3回 | 反射と透過、エバネッセント光 | 反射や透過、全反射現象およびエバネッセント光を理解できること |
第4回 | 非線形光学効果I | 非線形光学効果の基礎について学びます |
第5回 | 非線形光学効果II | 非線形光学現象について学びます |
第6回 | 伝搬型表面プラズモン | 伝搬型表面プラズモンを理解できること |
第7回 | 局在表面プラズモンとメタマテリアル | 局在表面プラズモンとメタマテリアルを理解できること |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
ありません
ありません
講義内容について,その理解度を評価する。
配点は,およそ期末試験(70%),演習(30%)とする。
期末試験はオンラインではなく対面で実施予定。
光と物質基礎論I(EEE.D431)を履修しておくことが望ましい。