可視・紫外吸収スペクトル,蛍光スペクトル,円二色性スペクトル,核磁気共鳴吸収スペクトル,電子スピン共各種顕微鏡法,X線分析,質量分析,クロマトグラフィー,電気泳動,免疫測定、顕微鏡などの各種機器分析法およびデータ解析・誤差論を解説する。測定と分析の原理を学び、その特徴、有効性を理解することを目的とする。ライフサイエンス分野において、これら多様な手法を駆使できるようになることが狙いである。合わせて、諸方法の基本となっている物理学・化学の原理・法則を理解し、科学技術を探求・発展・利用する能力を涵養する。
1)ライスサイエンス分野における各種機器分析法の原理、適用の有効性と限界、特徴を理解する。
2)様々な物理的・化学的・生物学的事象を機器により測定し、得られたデータを定量的に議論できる。
3)生物学的な現象を物理化学的にとらえ、説明できる。
4)分光学的な各種計測原理を、波・音・光、電気と磁気、原子・電子・原子核といった基本を理解し、説明できる。
5)多様な機器分析法を学ぶことにより、物理学や化学の基礎的学問を、科学技術に発展し利用する探求活動について造詣を深める。
機器分析、分光学、顕微鏡、クロマトグラフィー、フローサイトメトリー
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
毎回の講義で、機器分析の理論と実践に関して解説します。また、毎回の講義後に、小テストまたはレポートを課します。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | クロマトグラフィー | クロマトグラフィーに関する理論と実践 |
第2回 | 電気泳動 | 電気泳動に関する理論と実践 |
第3回 | 蛍光スペクトル | 蛍光スペクトルに関する理論と実践 |
第4回 | 免疫化学測定 | 免疫化学測定に関する理論と実践 |
第5回 | フローサイトメトリー | フローサイトメトリーに関する理論と実践 |
第6回 | 円二色性スペクトル | 円二色性スペクトルに関する理論と実践 |
第7回 | 磁気共鳴の理論、ESR | 磁気共鳴に関する理論とESR |
第8回 | NMRおよびIRスペクトル | NMRおよびIRスペクトルに関する理論と実践 |
第9回 | マススペクトル | マススペクトルに関する理論と実践 |
第10回 | 磁気共鳴イメージングの実践 | 磁気共鳴イメージングに関する理論と実践 |
第11回 | X線分析 | X線分析に関する理論と実践 |
第12回 | 顕微鏡 | 顕微鏡に関する理論と実践 |
第13回 | 原子間力顕微鏡 | 原子間力顕微鏡に関する理論と実践 |
第14回 | データ解析・誤差論 | データ解析・誤差論に関する理論と実践 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
「バイオ機器分析入門」(相澤益男,山田秀典編,講談社サイエンティフィク)を教科書として使用する。
“アトキンス物理化学(上) (下) 第8版” Atkins他,東京化学同人
毎回の講義後に、小テストを行い評価する。
なし