2018年度 微生物学   Microbiology

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開講元
生命理工学系
担当教員名
和地 正明  平沢 敬  山本 直之 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月1-2(W933)  木1-2(W933)  
クラス
-
科目コード
LST.A345
単位数
2
開講年度
2018年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2018年3月20日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

微生物学の基礎的な知識を学ぶことを目的とする。微生物学の歴史、微生物学的操作法(分離、培養、観察)、系統分類、増殖、微生物の細胞構造(細菌、アーキア、真核微生物)、エネルギー代謝、物質代謝、病原性微生物、メタゲノム解析、共生、微生物の産業利用について教授する。

到達目標

本講義を履修することによって次のことを修得する。
1)微生物学の歴史
2)微生物学的な実験操作(特に微生物の分離方法、培養方法、観察方法)
3)生物の系統分類(特に16S rRNAによる分子系統分類)
4)微生物の増殖の数学的な表現
5)微生物細胞の構造(細菌、アーキア、真核微生物)
6)微生物のエネルギー代謝
7)微生物の物質代謝
8)病原性微生物
9)メタゲノム解析
10)共生
11)微生物の産業利用

キーワード

分子系統分類、系統樹、細菌、アーキア、真核微生物、代謝、呼吸、発酵、病原性微生物、メタゲノム、共生

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義の前半では前回の内容を復習し、後半では各回の内容について教科書に従って教授する。必要に応じてプリント資料を配布する。講義を受けるにあたって、教科書の対応部分を予習してくることを求める。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 微生物学の歴史 パスツール、コッホ、レーベンフックについて説明できる
第2回 微生物学的操作法:分離法、培養法、観察法、保存法 微生物の取り扱い方を理解する
第3回 微生物の系統分類:生命の発生と進化、分子系統分類 分子系統分類について理解する
第4回 微生物の構造(1):細菌、アーキア、ウイルス グラム陽性細菌、グラム陰性細菌の細胞構造について理解する
第5回 微生物の構造(2):真核微生物(酵母、カビ、原生生物) 真核細胞の構造について理解する
第6回 微生物のエネルギー代謝(1):解糖系、発酵 解糖系について理解する
第7回 微生物のエネルギー代謝(2):呼吸、光合成 TCA回路、電子伝達系、光合成について理解する
第8回 微生物の物質代謝:アミノ酸代謝、核酸代謝、その他 窒素代謝について理解する
第9回 微生物の増殖:数学的表現、細胞分裂様式、増殖に影響を与える因子 増殖速度定数、連続培養について理解する
第10回 微生物の遺伝学:形質転換、形質導入、組換え DNA、遺伝子について理解する
第11回 病原性微生物 微生物の病原性に関して理解する
第12回 メタゲノム解析 メタゲノム解析方法と利用について理解する
第13回 微生物の共生 腸内細菌の共生について理解する
第14回 微生物の産業利用(1) 微生物の食品産業への利用について理解する
第15回 微生物の産業利用(2) 微生物の健康産業への利用について理解する

教科書

なし

参考書、講義資料等

必要に応じ講義開始時にプリント資料を配付し、パワーポイントを用いた解説を行う。
Brock 微生物学 (オーム社)
IFO 微生物学概論 (培風館)
新・微生物学 新装第2版 (講談社 新バイオテクノロジーテキストシリーズ)

成績評価の基準及び方法

期末試験

関連する科目

  • LST.A203 : 生物化学第一
  • LST.A218 : 生物化学第二
  • LST.A208 : 分子生物学第一
  • LST.A213 : 分子生物学第二
  • LST.A503 : 環境微生物学

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修条件は特に設けないが,環境微生物学以外の関連する科目を履修していることが望ましい。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

和地正明(mwachi[at]bio.titech.ac.jp、5770)、平沢敬(thirasawa[at]bio.titech.ac.jp、5780)、山本直之(n-yamamoto[at]bio.titech.ac.jp、5105)

オフィスアワー

講義終了後、またはメールで事前予約し、各教員の教員室で質問に応じる。

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