【概要】この授業科目では生命科学において活用される統計学の基本を学ぶ。一次元データの解析から多変量解析までを取り扱う。また、仮説検定、確率密度関数を用いた様々な分布も取り扱う。終盤では本講義で学んだ解析手法を用いたデータ分析をグループワークを通して行う。また、本授業では毎回プログラミング言語Rを用いた実践演習を行う。
【ねらい】この授業科目のねらいは、統計学の様々な基礎概念を理解すること、及び、実際のデータに対して解析を行うことができる実践力を身につけることである。本授業は講義とプログラミング言語Rを用いた実践演習である。
この授業科目では、次のような知識と実践力を身につけることを目標とする。
・統計学における様々な概念の構築
・プログラミング言語Rを利用した実践的な統計解析
統計学 プログラミング言語R
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
授業では(1)各回のポイント説明、(2)プログラミング言語Rを用いた演習を行う。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 授業の説明とプログラミング言語Rの導入 | 生命統計学の概要理解とプログラミング言語Rの実践 |
第2回 | 一次元データの取り扱い (1) | 平均、分散、標準偏差など基礎統計量の理解とRでの実践 |
第3回 | 一次元データの取り扱い (2) | 分布と確率密度関数の理解 |
第4回 | 一次元データの取り扱い (3) | 母集団、標本、大数の法則と中心極限定理の理解 |
第5回 | 仮説検定 (1) | 有意性、統計的仮説検定の理解、t検定などのパラメトリック検定の実践 |
第6回 | 仮説検定 (2) | カイ二乗検定などのノンパラメトリック検定の実践 |
第7回 | 二次元データの取り扱い (1) | 共分散と相関の理解 |
第8回 | 二次元データの取り扱い (2) | 最小二乗法などの回帰分析の理解 |
第9回 | 二次元データの取り扱い (3) | 相関係数と回帰直線の理解 |
第10回 | 多次元データ解析 (1) | 主成分分析の理解 |
第11回 | 多次元データ解析 (2) | 階層的クラスター分析の理解 |
第12回 | 多次元データ解析 (3) | 重回帰分析の理解 |
第13回 | データ解析実践 (1) | これまでの知識を活かした実データ解析の少人数制グループワーク |
第14回 | データ解析実践 (2) | これまでの知識を活かした実データ解析の少人数制グループワーク |
第15回 | グループ発表 | グループワーク |
統計学入門(東京大学教養学部統計学教室 編、東京大学出版会)ISBN-13: 978-4130420655
バイオサイエンスの統計学 (南江堂) ISBN-13: 978-4524220366
配点は演習(80%)、グループワークにおける発表内容(20%)
なし
山田 拓司(takuji[at]bio.titech.ac.jp)
小寺正明(maskot[at]bio.titech.ac.jp)
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