LANやインターネット,無線ネットワークなどを通じて数多くの計算機が連携する分散システムが重要性を増している。本講義では特に、ウェブ向けサービスの裏側など数百台から,インターネット上の数百万台を駆動する大規模システムを対象とする。それらを支える技術の解説、事例や文献の紹介を通して,これからのネットワークコンピューティングについての学習を行う。
今日の大規模分散システムがどう構成され、どういったアルゴリズムや技術で成り立っているかを理解する。
分散システム、インターネット、サーバクライアント、ピアツーピア、スケールアウト、論理時計、複製、整合性モデル
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
各トピックについて、スライド、および、適宜参考資料を参照しながら解説していく。
3回程度のレポートを課す。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | ネットで起きていること | |
第2回 | インターネットの基礎 (1):IPアドレス、DNS、TCP/IP | |
第3回 | インターネットの基礎 (2):経路制御とフォワーディング | |
第4回 | インターネットの基礎 (3):通信プロトコルと標準化 | |
第5回 | 分散システムの類型 | |
第6回 | peer-to-peer (1):peer-to-peerシステムの類型 | |
第7回 | peer-to-peer (2):コンテンツ配信 | |
第8回 | スケールアウト (1):スケールアップとスケールアウト | |
第9回 | スケールアウト (2):スケールアウト手法と実例 | |
第10回 | スケールアウト (3):分散ハッシュ表 | スケールアウト手法の調査を行う。 |
第11回 | 時計と同期 (1):実世界の時計、global clocksとlogical clocks | |
第12回 | 時計と同期 (2):logical clocksと応用 | |
第13回 | 複製と整合性モデル (1):複製の管理、更新プロトコル | |
第14回 | 複製と整合性モデル (2):整合性モデル | |
第15回 | インターネットの将来 | 同期手法についての問いに回答する。また、クラウドの可能性と懸念について論述する。 |
特になし
講義中に参考資料を指示する。
レポートに基づく。
特になし。