【ねらい】
オブジェクト指向の要求分析・設計技術および実践力を習得することを目的とする.
【概要】
オブジェクト指向設計法やデザインパターンを用いて,ソフトウェア設計・構築のやり方を実習を通して習得する。また,実例により有用性を学習する。
ユースケース法などによる要求分析から,クラス図作成,実装,テストといった一連のソフトウェア開発が行える技能を身につける。
オブジェクト指向設計,クラス図,ユースケース法,デザインパターン,テスト,メトリックス,リファクタリング,UML, Java
専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
1回の講義につきその都度簡単な実習を行う
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | ソフトウェア開発プロセス概説とJava復習 | Javaでのプログラミング |
第2回 | 拡張性の高い設計 | スーパークラスを使った設計と独立性の理解 |
第3回 | クラス図 | クラス図を書く |
第4回 | ツールを使ったクラス図作成 | Eclipseを使ったクラス図の作成 |
第5回 | 単体テスト | Eclipseを使ったJUnitの活用法の理解 |
第6回 | オブジェクト指向設計の特徴 | データ抽象,ポリモルフィズム,抽象クラスの理解,デザインパターンの基本的な考え方の理解 |
第7回 | デザインパターン(1) | 構造と振る舞いのデザインパターンを使いこなす |
第8回 | デザインパターン(2) | 生成のデザインパターンを使いこなす |
第9回 | 設計の改善:ソフトウェアメトリックス | メトリックスの理解と実践 |
第10回 | 設計の改善:リファクタリング | リファクタリングの理解と実践 |
第11回 | 要求分析序論とユースケース法 | 要求分析の重要性の理解,ユースケース図,ユースケース記述を書ける |
第12回 | 要求仕様からのクラス図導出 | ユースケース法とCRC法を理解する |
第13回 | CRC法によるクラス図の導出 | CRC法を使いこなせる |
第14回 | UML序論 | UMLの理解とシーケンス図が書ける |
学修効果を上げるため,配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
なし。講義のホームページを通して講義用スライドを提供する
なし
小レポート(50-60%),最終レポート(40-50%)により評価する .
各々50%以上とること
Javaでプログラミングできること。Eclipseの初歩的な使い方ができること。