C言語による手続き型プログラミングの基礎的な内容について、講義と実習を通して理論と実践の両面から学びます。前半では、データ型、演算子、制御構造、関数、再帰などのC言語上の文法知識について、講義および練習問題の実習を通じて習得します。後半では、配列、ファイル入出力、文字型、文字列などを学ぶとともに、前半で習得した知識と併せて、データ探索や整列(ソーティング)などの具体的な問題を解くためのアルゴリズムを学びます。後半の実習では、大量データに対する統計処理や探索などを対象として、数回にわたって大規模なプログラムを作成します。
(1) C言語のデータ型、標準入出力、演算子、制御構造、関数、再帰、配列、ファイル入出力、文字列について理解し、それらを活用したプログラムを作成できる。
(2) 複数の探索アルゴリズムや整列アルゴリズムについて理解し、実現するプログラムを作成できる。
(3) データ解析等の課題を解決するプログラムを作成し、解決法を説明できる。
手続き型プログラミング、データ型、標準入出力、制御構造、配列、関数、ファイル入出力、再帰、整列、探索、アルゴリズム、データ解析
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
毎週3コマの枠を講義1コマ(講義室)と実習2コマ(計算機室)に分けて、講義の内容を次回の実習で実践します。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 【講義1】ハードウェア・ソフトウェア、整数型・実数型,演算子,標準入出力 | 授業時間内に与えられる。 |
第2回 | 【実習1】手続き型プログラミングへの導入、実習環境の準備 | 授業時間内に与えられる。 |
第3回 | 【講義2】制御構造(条件分岐、ループ) | 授業時間内に与えられる。 |
第4回 | 【実習2】ハードウェア・ソフトウェア、四則演算と標準入出力に関する実習 | 授業時間内に与えられる。 |
第5回 | 【講義3】関数、再帰、変数のスコープ | 授業時間内に与えられる。 |
第6回 | 【実習3】制御構造に関する実習 | 授業時間内に与えられる。 |
第7回 | 【講義4】配列、多次元配列、ファイル入出力 | 授業時間内に与えられる。 |
第8回 | 【実習4】関数、再帰に関する実習 | 授業時間内に与えられる。 |
第9回 | 【講義5】文字型、文字列 | 授業時間内に与えられる。 |
第10回 | 【実習5】配列、多次元配列、ファイル入出力に関する実習 | 授業時間内に与えられる。 |
第11回 | 【講義6】探索アルゴリズム | 授業時間内に与えられる。 |
第12回 | 【実習6】情報処理課題(基礎)に関するプログラム設計(統計処理、計測・制御等)、研究倫理 | 授業時間内に与えられる。 |
第13回 | 【講義7】整列アルゴリズム | 授業時間内に与えられる。 |
第14回 | 【実習7】情報処理課題(基礎)に関するプログラム実装 | 授業時間内に与えられる。 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ本学学修規程で定められた時間を目安に行う。
講義や実習の資料は、時間内に提⽰します。
・プログラミング言語C (第2版・ANSI規格準拠), B.W. カーニハン, D.M. リッチー著, 共立出版, 1989. (原著:Brian W. Kernighan, Dennis M. Ritchie. C Programming Language (Second Ed.), Prentice Hall, 1988.)
・プログラミングに活かすデータ構造とアルゴリズムの基礎知識, 今泉貴史著, アスキー, 2004.
筆記による期末試験(50%)、実習レポート課題(50%)
情報工学系2年次での履修を推奨する。履修スペース・機材数の制限から、情報工学系以外の学生については受講を制限する場合がある。履修希望者は第1回授業に必ず出席すること。
⽔曜⽇の午後(メールによる事前予約が必要)