2016年度 計算基礎論 E   Fundamentals of Computing

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開講元
情報工学系
担当教員名
尾形 わかは 
授業形態
講義 / 演習     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火7-8(W935)  金1-4(W935)  
クラス
科目コード
CSC.T241
単位数
3
開講年度
2016年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2016年1月11日
講義資料更新日
2016年4月5日
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

情報基礎学で学んだ基礎概念を基に,情報工学に関するより高度の概念や理論の基礎について講ずる。
計算の原理,計算モデルを様々な角度から述べ,“計算”の本質を講義していく。

到達目標

チューリング機械,帰納的関数,λ計算,計算可能性の理論に関する初等的取り扱いができるようになる。

キーワード

チューリング機械,帰納的関数,λ計算,計算可能性

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

原則として,90分×2コマの講義の後,90分×1コマの演習を行う.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 チューリング機械1:チューリング機械とは 各講義の後には,講義内容を復習すること.教科書の演習問題を活用するとよい.
第2回 チューリング機械2:データの二進コード化
第3回 チューリング機械3:プログラミング・テクニック
第4回 演習 各演習の後には,模範解答を利用して,解けなかった問題にもう一度取り組むこと.
第5回 チューリング機械4:万能チューリング機械
第6回 チューリング機械5:計算可能性
第7回 演習
第8回 帰納的関数1:帰納的関数とは
第9回 帰納的関数2:帰納的関数プログラミングテクニック
第10回 演習
第11回 前半の総まとめ
第12回 ここまでの理解度の確認
第13回 帰納的関数3:ゲーデル数によるデータの表現
第14回 帰納的関数4:帰納的関数の計算可能性
第15回 演習
第16回 帰納的関数5:帰納的関数と計算可能性の等価性
第17回 ラムダ計算1:ラムダ計算とは
第18回 演習
第19回 ラムダ計算2:ラムダ式によるデータの表現
第20回 ラムダ計算3:ラムダ計算の計算可能性
第21回 演習
第22回 後半の総まとめ
第23回 演習 (この回は45分)

教科書

渡辺 治,米崎 直樹,『計算論入門』 日本評論社

参考書、講義資料等

特になし

成績評価の基準及び方法

中間試験(50%)と期末試験(50%)により評価する.

関連する科目

  • GRE.C101 : 情報基礎学第一
  • GRE.C102 : 情報基礎学第二

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

情報基礎学第一および第二の単位を修得していること,または同等の知識があること。

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