2017年度 分散システム   Distributed Systems

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開講元
数理・計算科学コース
担当教員名
首藤 一幸  遠藤 敏夫 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月7-8(W331)  木7-8(W331)  
クラス
-
科目コード
MCS.T406
単位数
2
開講年度
2017年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2017年4月3日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

LANやインターネット,無線ネットワークなどを通じて数多くの計算機が連携する分散システムが重要性を増している。本講義では特に、ウェブ向けサービスの裏側など数百台から,インターネット上の数百万台を駆動する大規模システムを対象とする。それらを支える技術の解説、事例や文献の紹介を通して,これからのネットワークコンピューティングについての学習を行う。

到達目標

今日の大規模分散システムがどう構成され、どういったアルゴリズムや技術で成り立っているかを理解する。

キーワード

分散システム、インターネット、サーバクライアント、ピアツーピア、スケールアウト、論理時計、複製、整合性モデル

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

各トピックについて、スライド、および、適宜参考資料を参照しながら解説していく。

3回程度のレポートを課す。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 ネットで起きていること
第2回 インターネットの基礎 (1):IPアドレス、DNS、TCP/IP
第3回 インターネットの基礎 (2):経路制御とフォワーディング
第4回 インターネットの基礎 (3):通信プロトコルと標準化
第5回 分散システムの類型
第6回 peer-to-peer (1):peer-to-peerシステムの類型
第7回 peer-to-peer (2):コンテンツ配信
第8回 スケールアウト (1):スケールアップとスケールアウト
第9回 スケールアウト (2):スケールアウト手法と実例
第10回 スケールアウト (3):分散ハッシュ表 スケールアウト手法の調査を行う。
第11回 時計と同期 (1):実世界の時計、global clocksとlogical clocks
第12回 時計と同期 (2):logical clocksと応用
第13回 複製と整合性モデル (1):複製の管理、更新プロトコル
第14回 複製と整合性モデル (2):整合性モデル
第15回 インターネットの将来 同期手法についての問いに回答する。また、クラウドの可能性と懸念について論述する。

教科書

特になし

参考書、講義資料等

講義中に参考資料を指示する。

成績評価の基準及び方法

レポートに基づく。

関連する科目

  • CSC.T441 : インターネットインフラ特論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし。

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