2017年度 日本経済の統計・モデル・政策論   Japanese Economy - Statistics, Models and Policy Making

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開講元
知能情報コース
担当教員名
出口 弘  加藤 卓生  西崎 寿美  鈴木 孝介  谷本 信賢  堀 雅博  田中 茂樹  上野 有子  堤 雅彦  茨木 秀行  広田 茂  横山 直  小川 敦之  佐藤 正一  多田 洋介  植田 広信  水田 豊  中澤 信吾  野澤 郁代  佐藤 鐘太  野澤 郁代 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
-
科目コード
ART.T550
単位数
2
開講年度
2017年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2017年1月12日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

1月末から2月初旬の3回にわたり、「日本経済の統計・モデル・政策論」を集中講義(2単位)として、開講致します。この講義は国のGDPなど国民経済計算やマクロ経済モデルの策定や、景気動向などの調査に実際に携わっている内閣府の官庁エコノミストの方々による、日本経済の統計・モデル・政策に関するオムニバス形式の講義です。聞く機会がめったにない日本の経済統計、経済モデルを策定する現場の知を知る事のできる希有な機会となっております。単位はいずれかの報告3つ選んでのそれぞれA4で1-2枚程度のレポートで行います。何よりも政策科学の現場を知るという意味で貴重な機会です。ぜひご参加下さい。
当日追加申告の用紙を持参下さい。追加申告処理を致します。
本年度は大岡山キャンパス西9号館2階コラボレーションルームにて開講いたします。

問い合わせ先 情報理工学院教授 出口弘
deguchi@dis.titech.ac.jp

到達目標

官庁の国民経済計算のプロフェッショナルな専門家の説明と議論を理解し、国の基幹の経済統計についての理解を深め、それを新しい自体の情報処理等の枠組みと結びつけられる発想力を持つ。

キーワード

国民経済計算、ビックデータ、GDP、基幹統計

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

オムニバス形式の講義で、それぞれの国民経済計算の専門家の先生方の講義後、出口がファシリテーターとして会場からの質疑応答を行います。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 2017年度の詳細は以下通り。 第1回 2018年1月26日(金) 8:45 講義ガイダンス 出口弘(情報理工学院教授) 9:00~10:30 内閣府の役割、官庁エコノミストの仕事:加藤企画官(大臣官房人事課) 10:45~12:15 景気統計の仕組み:松多部長(研究所 景気統計部) 13:20~14:50 SNAの仕組み:鈴木課長(研究所 国民経済計算部企画調査課) 15:05~16:35 経済モデル・経済研究:堀上席主任研究官(研究所) 16:50~18:20 政策課題の分析:上野参事官(経済財政分析・企画担当) 第2回 2018年1月27日(土) 9:00~10:30 国内経済の動向:茨木参事官(経済財政分析・総括担当) 10:45~12:15 地域経済の動向:広田参事官(経済財政分析・地域担当) 13:20~14:50 海外経済の動向:小川参事官(経済財政分析・海外担当) 15:05~16:35 経済見通し:多田参事官(経済財政運営・経済見通し担当) 第3回 2018年2月3日(土) 9:00~10:30 経済対策・金融政策:植田参事官(経済財政運営・経済対策・金融担当) 10:45~12:15 経済財政・再生の取組:中澤参事官(経済社会システム・企画担当) 13:20~14:50 経済財政の中長期試算:佐藤参事官(経済財政分析・計量分析室) 15:05~16:35 休眠預金等の活用:野澤主任研究官(経済社会システム担当・休眠預金等活用担当室) ・16:50~18:20 講義の要約とレポート課題等について 出口弘(情報理工学院教授) 議論とレポート(選択式)

教科書

なし

参考書、講義資料等

講師による配付あり

成績評価の基準及び方法

レポートによる評価と討議への参加

関連する科目

  • CVE.D311 : 公共経済学
  • IEE.B402 : 上級マクロ経済学
  • IEE.B301 : 計量経済学第二

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

日本経済をどのように認識し記述するかに関する強い関心と論理能力があれば、それなりに理解できる講義である。この講義を履修することでビックデータ時代に国の経済統計の在り方について自ら問題意識を持ってもらえれば幸いである。

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