本講義では、生体機能を解明し制御するために、化学技術の中でも特に有機合成化学がどのように利用されているかについて、国内外での最先端の成果と動向を解説する。特に生体機能化学特論第二では、創薬や医療分野への応用を学ぶことを目的とする。
本講義を履修することによって、有機合成化学を利用した次の創薬や医療分野への応用技術を理解する。
(1)生体分子の標識・複合化
(2)分子イメージング
(3)細胞内機能の解明
(4)生物活性分子や薬剤の活性化
有機合成化学、分子イメージング、標識化、複合化、細胞内機能、生物活性分子、薬剤
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
本講義は、医療分野への応用を意図した国内外での有機合成化学技術について、(1)生体分子の標識・複合化、(2)分子イメージング、(3)細胞内機能の解明、(4)生物活性分子や薬剤の活性化の順に議論する。最終回に理解度確認のための演習と解説を実施する。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 生体分子の標識・複合化の有機合成化学技術 | 生体分子の標識・複合化の応用について説明できる。 |
第2回 | 生体分子の標識・複合化の有機合成化学技術 | 生体分子の標識・複合化の応用について説明できる。 |
第3回 | 分子イメージングの有機合成化学技術 | 分子イメージングの応用について説明できる。 |
第4回 | 細胞内機能解明の有機合成化学技術 | 細胞内機能の解明への応用について説明できる。 |
第5回 | 生物活性分子や薬剤の活性化の有機合成化学技術 | 生物活性分子や薬剤の活性化への応用について説明できる。 |
第6回 | 生物活性分子や薬剤の活性化の有機合成化学技術 | 生物活性分子や薬剤の活性化への応用について説明できる。 |
第7回 | 理解度確認のための演習と解説 | 第1〜6回の講義内容を正確に理解し、演習問題に回答できる。 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
本講義は次の参考書を基に進めるが、授業に先立って、あるいは授業時間中に資料を配布して実施する。
Tanaka, K. and Vong, K., Handbook of In Vivo Chemistry in Mice: From Lab to Living System (Wiley-VCH) ISBN: 978-3-527-34432-1
授業に先立って、あるいは授業時間中に参考となる資料を配布する。
理解度確認のための演習(90%)、授業参加度(10%)(授業参加度は授業での討論および授業後の演習などにより算出する)
履修の条件は設けないが、本講義の基礎となる生体機能化学特論第一、さらに有機化学第1〜第4、合成有機化学、および生物有機化学を履修していることが望ましい。