2023年度 環境化学最前線第一   Frontiers of Environmental Chemistry I

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開講元
応用化学コース
担当教員名
白井 知子  斉藤 拓也  遠嶋 康徳 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
-
科目コード
CAP.I681
単位数
1
開講年度
2023年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2023年3月20日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

[講義の概要] 地球温暖化やオゾン層破壊などの環境問題に関わる気体の生物地球化学的循環を解説し,それを推定するための最新の研究手法を紹介する。

[講義のねらい]本講義のねらいは、地球の大気環境における微量気体の役割と,微量気体が自然や人間活動による放出から大気中での輸送や反応を経て消滅するまでの循環を理解することである。応用化学系博士課程の学生に,将来研究や開発の現場で持続可能な社会の実現に向けて取り組むうえで有用な知識と考え方を習得してもらうこともねらいとしている。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を習得する。
1) 地球環境に密接に関わる微量気体の動態を生物地球化学的循環の観点で説明できる。
2)温室効果気体や揮発性有機化合物の観測手法および循環解析手法を理解する。
3) 地球規模の大気環境に関する最新の知識を身につける。
4) 博士課程における自らの研究と環境化学との関連性を説明できる

キーワード

温室効果気体,揮発性有機化合物,炭素循環,オゾン層破壊

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

パワーポイント・板書等を使った講義。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 1)大気化学と環境問題 2)グローバルな炭素循環 a)地球大気にまつわる環境問題に関する知識を身につける。 b)グローバルな温室効果ガス収支の推定法を理解する
第2回 3) フロンとオゾン層破壊の現状 4) 揮発性有機化合物と大気環境 5) 揮発性有機化合物の計測手法 a) 大気環境における揮発性有機化合物の役割を理解する。
第3回 6) 大気酸素観測に基づく炭素循環研究 7) 大気観測による温室効果ガス放出量推定:COVID-19の影響の検出 a)全球炭素収支を生物地球化学的な手法により解明する方法を理解する。 b)温室効果ガスの排出量と大気中の濃度変動の関係を理解する。

教科書

指定なし

参考書、講義資料等

指定なし

成績評価の基準及び方法

全出席が原則であるため、毎回の授業で出席を取ります。提出されたレポートを採点し、評価を決定します。

関連する科目

  • CAP.I682 : 環境化学最前線第二

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修の条件を設けない

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