2020年度 高分子構造特論   Advanced Polymer Structures

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開講元
応用化学コース
担当教員名
古屋 秀峰 
授業形態
講義
曜日・時限(講義室)
木7-8(H136)  
クラス
-
科目コード
CAP.P522
単位数
1
開講年度
2020年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2020年4月13日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

 はじめに、高分子鎖の一次構造と形成する立体構造について概説します。回転異性状態近似に基づく高分子1本鎖のコンホメーションと物性を評価する方法について説明します。さらに高分子集合体のアモルファス構造、動的な構造特性、および配向構造について解説します。最後に,高分子鎖の立体構造転移と転移に伴う物性変化について解説し,高分子材料の物性制御へ応用した例について紹介します。
 高分子鎖は、結合様式の組合せの多様性から無数の一次構造が考えられ、様々な立体構造が形成されて固有の物性を発現します。高分子の1本鎖の固有の性質と分子間相互作用を理解することは、高分子構造の基礎研究において必要不可欠であり、かつ、新規高分子材料の創製を目指した応用研究でも役立ちます。

到達目標

本講義を履修することにより、高分子の構造に関する以下の能力を習得できる。
1) 高分子鎖のコンホメーション特性と物性相関を説明できる。
2) 高分子のアモルファス構造と動的構造における特徴を理解できる。
3) 高分子が形成する構造の転移挙動と機構 を理解できる。

キーワード

コンホメーション、アモルファス、配向構造、動的構造、構造転移

学生が身につける力

国際的教養力 コミュニケーション力 専門力 課題設定力 実践力または解決力

授業の進め方

講義内容は、液晶プロジェクターによるスライドを利用した講義形式と
事前学習でまとめた内容の口頭発表

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 高分子の一次構造と立体構造ー概要 高分子の一次構造と形成される立体構造を理解する。
第2回 高分子のコンホメーションと物性 高分子鎖のコンホメーションとコンホメーションに依存する物性を理解する。
第3回 アモルファス構造 高分子が形成するアモルファス構造の特性を理解する。
第4回 動的構造1 バルク構造における高分子鎖の動的特性を理解する。
第5回 動的構造2 バルク状態の動的構造の特徴と評価方法を理解する。
第6回 配向構造 高分子鎖の配向構造と異方的物性について理解する。
第7回 構造転移 立体構造転移と転移機構について理解する。
第8回 課題提出

教科書

教科書:特になし

参考書、講義資料等

高分子学会編「基礎高分子科学」東京化学同人 2006
松下他「高分子の構造と物性」講談社 2013
M. Rubinstein and R. H. Colby, "Polymer Physics", Oxford University Press, 2003

成績評価の基準及び方法

授業中に出題するレポート等により評価する。

関連する科目

  • CAP.P221 : 高分子物理第一(溶液物性)
  • CAP.P202 : 高分子統計力学
  • CAP.P222 : 高分子物理第二(固体構造)

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

高分子物理の知識を有していることが望ましい。

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