2018年度 ナノ科学特論   Advanced Nano Science

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開講元
応用化学コース
担当教員名
中嶋 健  潘 偉  趙 凌雲 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
-
科目コード
CAP.P494
単位数
2
開講年度
2018年度
開講クォーター
1-2Q
シラバス更新日
2018年3月20日
講義資料更新日
2018年6月5日
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

本講義は東京工業大学と清華大学大学院(修士)合同プログラムのための講義であり、ナノ科学に関連する基礎から応用までをカバーする。年度により担当教員と扱う題材が変更されるが、平成30年度は低熱伝導セラミックスや固体電解質などを中心にナノマテリアルについての講義(潘偉教授)とナノバイオについての講義(趙凌雲教授)を集中講義形式で行う。これによってナノ科学分野の研究を概観し,この分野で活躍する若手の人材教育を行うことをねらいとする。

到達目標

・セラミックナノ材料の合成およびその構造・物性評価について理解する
・ナノバイオマテリアル分野の知識を習得し、医用生体工学への応用について理解する

キーワード

ナノマテリアル、セラミックス、ナノマテリアル合成、ナノバイオマテリアル、再生医療、組織工学、がん診断・治療、磁気ナノ粒子

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

集中講義

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 ナノ科学への導入 ナノ科学の領域とその意義について説明できる
第2回 酸化物ナノファイバー(1) 酸化物ナノファイバーの合成方法および構造・物性解析手法について説明できる
第3回 酸化物ナノファイバー(2) 触媒としての酸化物ナノファイバーの応用について説明できる
第4回 酸化物ナノファイバー(3) セラミックスナノファイバーの電気特性および応用について説明できる
第5回 低熱伝導材料のための欠陥エンジニアリング 熱伝導率と点欠陥の関係について説明できる
第6回 酸化物ナノファイバー(4) 固体電解質について説明できる
第7回 酸化物ナノファイバー(4) 酸化物ナノファイバーの表面と界面について説明できる
第8回 第7回までのまとめ 第1回から第7回までの理解度確認と到達度自己評価
第9回 ナノバイオマテリアルの概要 ナノマテリアル、バイオマテリアル、そしてナノバイオマテリアルの歴史と展望について説明できる
第10回 ナノバイオマテリアルと組織工学(1) 組織工学、特に細胞、足場、成長因子について説明できる。足場の設計や作成法について説明できる
第11回 ナノバイオマテリアルと組織工学(2) 組織工学および再生医療におけるナノバイオマテリアルの重要性について説明できる
第12回 がん診断・治療における磁気ナノバイオマテリアル がん診断・治療における磁気ナノバイオマテリアルについて説明できる
第13回 ナノバイオマテリアルとがん診断・治療(1) がんおよび化学療法、免疫療法、放射線療法などのがん治療に対するナノバイオマテリアルの応用について説明できる
第14回 ナノバイオマテリアルとがん診断・治療(2) さまざまながん標的療法とそれに対するナノバイオマテリアルの応用について説明できる
第15回 第14回までのまとめ 第9回から第14回までの理解度確認と到達度自己評価

教科書

Nanobiomaterials: Classification, fabrication and biomedical application
Edited by XM Wang, M Ramalingam, XD Kong, LY Zhao
Wiley-VCH, 2018, ISBN: 978-3-527-34067-5

参考書、講義資料等

特に指定しない

成績評価の基準及び方法

質疑応答、レポート

関連する科目

  • MAT.M407 : 固体物理特論
  • MAT.M421 : 量子化学特論(材)

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特に指定はない

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

中嶋 健: knakaji[at]polymer.titech.ac.jp
潘偉: panw[at]tsinghua.edu.cn
趙凌雲: lyzhao[at]tsinghua.edu.cn

オフィスアワー

電子メールにより予約を行うこと

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