2018年度 地球化学特論   Advanced Geochemistry

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
応用化学コース
担当教員名
吉田 尚弘  豊田 栄  山田 桂太 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火7-8(G113)  
クラス
-
科目コード
CAP.I435
単位数
1
開講年度
2018年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2018年3月20日
講義資料更新日
2018年11月19日
使用言語
日本語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

 地球化学は,地球を中心として太陽系あるいは広く全宇宙を含めて大自然の化学像の全容とその詳細を描き出そうとする学問である。元素や化合物,同位体の動きから対象をみようとする地球化学の視点およびそれを支える実験法について解説し,学際領域での発展も紹介する。
 環境化学(CAP.I405)で学んだ内容をより広い視点で捉えなおすとともに、環境分析化学(CAP.I415)で学んだ分析手法が地球や宇宙の物質の組成や循環の理解にどのように活用されるかを解説し、物質循環解析論 (CAP.I535)の理解に資する基礎を教授する。

到達目標

本講義を履修することによって,以下の知識と能力を修得する。
(1)化学,物理学,生物学,地学等の基礎知識の応用と拡大・深化の上に成り立っている地球化学の概念・考え方の基礎を習得する。
(2)地球科学・環境科学・生態学・地球生命学などの関連領域に展開する基礎となる地球化学の重要性・有効性を理解する。

キーワード

地球史、地圏、地球表層環境、元素と同位体

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

各講義の2/3は基礎的内容について,1/3は発展的応用的内容についての解説に充てる。各講義の最後に,理解度を確認するための演習問題に取り組む。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 序論、元素の起源、同位体 教科書第1章を通読しておく
第2回 太陽系と地球の形成と進化 教科書第2,3,4章を通読しておく
第3回 土壌、岩石、鉱物、マグマ 教科書第3,5,6,11章を通読しておく
第4回 大気圏 教科書第8章を通読しておく
第5回 海洋と陸水 教科書第9,11章を通読しておく
第6回 有機物の地球化学 教科書第10章を通読しておく
第7回 生物圏の役割 教科書第7章を通読しておく
第8回 地域規模、地球規模の環境変化 教科書第12章を通読しておく

教科書

「地球化学概説」(日本地球化学会監修,松久幸敬・赤木右 共著,培風館) ISBN978‒4‒563‒04901‒0

参考書、講義資料等

必要に応じ講義開始時に資料を配布し、PowerPointを用いた解説を行う。講義で使用するPowerPointファイルは事前にOCWを介し開示するので予習/復習 に用いること。

成績評価の基準及び方法

演習(50%)および期末試験(50%)で成績を評価する。

関連する科目

  • CAP.I405 : 環境化学
  • CAP.I419 : 環境化学実験法
  • CAP.I536 : 物質循環特論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修の条件を設けない

このページのトップへ