国立大学法人 東京工業大学

講義の概要とねらい

　本講義は主として物質理工学院応用化学系の大学院生を対象に，高分子化学，特に高分子反応における専門的な知識を修得するための講義です。本講義では，有機化学および高分子化学の関連基礎科目を履修してきた学生を対象に，高分子反応に関する専門的な知識と最先端の関連研究について講義します。
　本講義を通して、高分子反応に関する専門的な知識と最先端の関連研究に関する理解することで、基礎から専門まで連続的な知識を修得することを目指します。

到達目標

本講義を履修することによって、以下の能力を修得する。
1) 高分子反応の種類と特徴を重合度の変化という視点から理解し，説明できる。
2) クリック反応などを利用した最先端の高分子反応による機能化について説明できる。
3) 最先端の高分子反応を利用する特殊構造ポリマー合成について説明できる。

キーワード

高分子反応、架橋反応、クリック反応、最先端の高分子反応、特殊構造ポリマー

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

授業の進め方

毎回の講義の前半で、復習を兼ねて前回の演習問題の解答を解説します。講義内容は、板書形式あるいは液晶プロジェクターを利用したスライドを利用して、講義形式で行います。講義の後半で、その日の講義内容に関する演習問題に取り組んでもらいます。

授業計画・課題

教科書

未定

参考書、講義資料等

必要に応じて講義の中で紹介する。

成績評価の基準及び方法

本講義の達成目標について，その理解度を評価
配点は、期末試験あるいはレポート（80％）、演習等（20％）

関連する科目

• GRC.B104 ： 高分子科学基礎
• CAP.P211 ： 高分子化学第一（逐次重合）
• CAP.P212 ： 高分子化学第二（連鎖重合）
• CAP.P311 ： 高分子化学第三（高分子反応）
• CAP.P312 ： 高分子化学第四（架橋反応）

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

学士課程で、有機化学第一、有機化学第二、有機化学第三、有機化学第四、高分子化学第一（逐次重合）、高分子化学第二（連鎖重合）、高分子化学第三（高分子反応）、高分子化学第四（架橋反応）を履修していること、または同等の知識があること。