2016年度 有機材料化学特論   Advanced Organic Materials Chemistry

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開講元
応用化学コース
担当教員名
福島 孝典  小泉 武昭 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
木7-8(G112)  
クラス
-
科目コード
CAP.I423
単位数
1
開講年度
2016年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2016年4月27日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

現在、我々の身の回りには様々な機能を持つ有機材料が使われている。本講義では、有機材料化学の基礎となる有機分子の性質、分子間相互作用、機能発現のための分子設計戦略について解説する。
はじめに、有機材料の基本的な性質と機能発現の原理を理解する。つぎに、光機能材料、電子機能材料、高分子材料、液晶材料、分離・吸着材料などの有機材料を例に、構造と性質の関係性を理解する。

到達目標

本講義を履修することによって、次の能力を修得する。
(1) 有機分子の持つ物理的・化学的性質について理解する。
(2) 分子間に働く相互作用について学び、機能発現のための原理と構造について理解する。
(3) 有機材料の特徴を学び、構造と機能の関係性を理解する。これに基づいて有機材料の設計ができる。

キーワード

有機材料、光機能材料、電子機能材料、高分子材料、液晶材料、分離・吸着材料

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

本講義は、(1)有機化合物の性質と物性、(2)有機材料の機能、(3)機能性有機材料の各論の順番で進める。そして最終回に、理解度確認のための演習と解説を実施する。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 有機化合物の性質と物性 有機化合物の持つ性質・物性について説明できる
第2回 有機材料の特徴と設計 有機材料の特徴を理解し、分子設計との関連を説明できる
第3回 光機能材料 光機能性材料の原理と設計について説明できる
第4回 電子機能材料 電子機能性材料の原理と設計について説明できる
第5回 高分子材料 高分子材料の原理と設計について説明できる
第6回 液晶材料 液晶材料の原理と設計について説明できる
第7回 分離・吸着材料 分離・吸着材料の原理と設計について説明できる
第8回 機能性有機材料の最新のトピッ クス 有機機能性材料の最先端技術について理解する

教科書

特に指定しない

参考書、講義資料等

荒木 孝二、高原 淳、明石 満、工藤 一秋著 『有機機能材料』 東京化学同人,ISBN-13: 978-4807906109
松浦和則、角五彰、岸村顕広、佐伯昭紀、竹岡敬和、内藤昌信、中西尚志、舟橋正浩、矢貝史樹、 『有機機能材料 基礎から応用まで』 講談社,ISBN: 978-4-06-156802-0
伊与田正彦編 『材料有機化学』 朝倉書店,ISBN: 978-4-254-25564-5

成績評価の基準及び方法

理解度確認のための質疑応答(50%)、小テスト(50%)などにより評価する。

関連する科目

  • 錯体化学特論
  • 分子集合体化学特論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修の条件は設けない。

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