2022年度 高分子科学要論第二   Elements of Polymer Science II

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開講元
応用化学コース
担当教員名
安藤 慎治  中嶋 健  戸木田 雅利  古屋 秀峰  石毛 亮平  梁 暁斌 
授業形態
講義    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金5-6(S421)  
クラス
-
科目コード
CAP.P432
単位数
1
開講年度
2022年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2022年9月2日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

本講義では,高分子科学研究を高分子構造物性の基礎知識と関連させながら解説する。
高分子科学研究における高分子構造・物性の基礎知識の位置づけと重要性を学び,高分子科学発展科目群の学修に先立ち,その履修目標を理解する。

到達目標

 本講義を履修することによって,次の能力を修得する。
1)高分子構造物性の基礎的な事項を理解し,説明できる。
2)最近の高分子科学研究を,構造物性の基礎知識に基づいて理解し,説明できる。

キーワード

高分子構造、高分子物性、高分子分析法、高分子計算科学

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

各講義では、高分子物質の構造と物性にかかわる基礎知識の解説を行ってから、先端研究への展開を詳述する。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 高分子鎖の立体構造と転移挙動 (古屋秀峰) 高分子鎖のコンホメーションと構造転移の説明
第2回 液晶場を利用した高分子の配向制御(戸木田雅利) 高分子液晶構造とその配向制御の説明
第3回 液晶性高分子の構造と熱物性(戸木田雅利) 液晶性高分子の構造とその熱物性との相関の説明
第4回 光機能性高分子の構造・物性相関と波長変換材料への応用(安藤慎治) 光機能性高分子の構造と物性の説明
第5回 振動分光法とX線散乱法に基づく高次構造解析(石毛亮平) 高分子構造解析法を説明する.
第6回 ポリマーアロイ・コンポジットのナノ力学物性 (中嶋健) ポリマーアロイ・コンポジットの基礎とナノスケール力学物性の説明
第7回 ゴムの物性と補強(梁 暁斌) ゴム及びフィラー充填ゴムの物性の説明

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

配布する資料もしくは、T2SCHOLAにアップロードする資料

参考書、講義資料等

参考書:高分子学会編『基礎高分子科学』(東京化学同人) ISBN4-8079-0635-6

成績評価の基準及び方法

高分子の構造・物性の基礎と先端研究の理解度を評価する。各回毎の課題などの総合で成績を評価する。

関連する科目

  • CAP.P201 : 高分子科学
  • CAP.P221 : 高分子物理第一(溶液物性)
  • CAP.P222 : 高分子物理第二(固体構造)
  • CAP.P321 : 高分子物理第三(レオロジー)
  • CAP.P322 : 高分子物理第四(応用物性)
  • CAP.P202 : 高分子統計力学
  • CAP.P522 : 高分子構造特論
  • CAP.P523 : 高分子量子化学特論
  • CAP.P421 : 高分子機能解析特論
  • CAP.P422 : 高分子物性特論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修条件は特に設けないが、高分子科学に関連する科目を履修していることが望ましい。

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