2021年度 応用化学最前線第一   Frontiers of Chemical Science and Engineering I

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開講元
応用化学コース
担当教員名
橘 熊野  森 大輔 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
-
科目コード
CAP.T423
単位数
1
開講年度
2021年度
開講クォーター
3-4Q
シラバス更新日
2021年10月5日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

[概要]本講義では、物質の基礎的性質や反応性を原子・分子レベルで理解し、高分子を含めた有用な物質の設計および変換に関する高度な化学技術システムおよび、その活用を修得した化学者を養成するため、応用化学分野の最前線で活躍する研究者が、基礎から応用までの研究成果を紹介する。
[ねらい]応用化学分野の最前線で活躍する研究者の基礎から応用までの研究に関する幅広い知識を修得することを目標とする。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。
(1)物質の基礎的性質や反応性を原子・分子レベルで説明できる。(2)有用な物質の設計および変換に関する高度な化学技術システムを説明できる。(3)基礎から応用研究までの幅広い知識を説明できる。

キーワード

基礎的性質、原子・分子、物質、化学技術、応用化学

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

Zoomによる講義形式で2名の講師がそれぞれ2日間の集中講義を行う。
前半:橘熊野講師 プラスチックの環境問題とバイオベース材料・生分解性材料
後半:森大輔講師 持続可能社会の実現に向けたリチウム二次電池を中心とする電極・電解質材料および革新電池の研究動向

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 1. プラスチックの環境問題とバイオベース材料・生分解性材料(講師:橘 熊野) 高分子(プラスチック)は現在社会を維持するために不可欠な材料となっている。一方、プラスチックが原因となる環境問題が注目されている。本講義では、プラスチックによる環境問題である化石資源の大量消費と環境流出について講義した後、その解決策としてのバイオベース材料、生分解性材料について講義する。 1-1. プラスチックによる環境問題 1-2. バイオベース材料と生分解性材料 1-3. 汎用プラスチックのバイオマス化 1-4. 非可食バイオマス由来のフラン含有高分子 1-5. 環境中での生分解性 1-6. 現状の生分解性プラスチックとその課題 2. 持続可能社会の実現に向けたリチウム二次電池を中心とする電極・電解質材料および革新電池の研究動向(講師:森 大輔) カーボンニュートラル、エネルギーの高効率利用など持続可能社会の実現に向け 蓄電池の重要性はますます高まっている。本講義では電池の概要、役割について紹介した後、リチウムイオン二次電池を中心とした電極、電解質材料および革新電池の研究動向について講義する。 2-1. 電池の概要と役割 2-2. 燃料電池 2-3. リチウムイオン二次電池ー正極材料 2-4. リチウムイオン二次電池ー負極材料 2-5. 固体電解質と全固体電池 2-6. 革新電池の研究動向 (1)プラスチック等化石資源にまつわる環境問題について説明できる (2)バイオベース材料・生分解性材料について説明できる (3)蓄電池の概要を説明できる (4)リチウムイオン二次電池について説明できる

教科書

指定なし

参考書、講義資料等

配布資料は有り

成績評価の基準及び方法

全授業出席を原則とし、毎回の授業で出席確認をする。成績評価はレポートにより行う。

関連する科目

  • ENR.H450 : 環境高分子化学
  • CAP.P343 : 高分子工業化学
  • MAT.P491 : 材料工学環境論
  • ENR.H411 : 電気化学デバイス特論
  • ENR.A401 : エネルギー基礎学理第一
  • ENR.A402 : エネルギー基礎学理第二

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修の条件は設けない。

その他

講義実施予定日
第一回:1/20(木):14:20-17:55
第二回:1/27(木):14:20-16:00
第三回:2/9 (水):14:20-17:55
第四回:2/10(木):10:40-12:20

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