2019年度 高分子物性特論   Advanced Polymer Properties

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開講元
応用化学コース
担当教員名
戸木田 雅利 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火7-8(H113)  
クラス
-
科目コード
CAP.P422
単位数
1
開講年度
2019年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2019年4月8日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

 本講義では高分子固体の物性を取り扱う.高分子固体の構造および物性の特徴と測定法について述べた後,構造と物性との相関について議論する.
 高分子固体物性は,構造や分子運動と相関しており,高分子科学の重要な分野である.固体高分子は無数に使われており,その物性を構造に基づいて理解することは,工業上,重要である.

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を習得する。
1)固体高分子の構造の特徴を説明できる.
2)固体高分子の物性と構造について適当な測定法を選択できる.
3)固体高分子の物性と構造との相関を理解できる.

キーワード

高分子固体 高分子構造 高分子構造解析 高分子物性 

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

受講者は各回のトピックに関する基本的な知識を習得し、各課題の解決策を提示するのに役立つように質問に対する回答を準備しておく必要があります。 そのため、下記の参考書のいずれかで関連する章(またはセクション)を見つけて読むことを強くお勧めします。 講義内容とそれを適用するためのスキルをしっかり理解するために、必要に応じて演習問題を課します.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 固体高分子の構造と物性 高分子固体の構造を再考し,高分子固体の物性を考える意味を認識する.
第2回 高分子固体の構造解析(1) 高分子固体の構造解析法について説明し,その方法を提案できる.
第3回 高分子固体の構造解析(2) 高分子固体の構造解析法の原理と手順を説明できる.
第4回 高分子固体の構造解析(3) 高分子固体の構造解析結果を評価できる.
第5回 高分子固体の物性測定(1) 高分子固体の物性測定法について説明し,その方法を提案できる.
第6回 高分子固体の物性測定(2) 高分子固体の物性測定法の原理と手順を説明できる.
第7回 高分子固体の物性測定(3) 高分子固体の物性測定結果を評価できる.
第8回 まとめ 本講義のまとめ

教科書

特になし

参考書、講義資料等

D. I. Bower, An Introduction to Polymer Physics,Cambridge Univ. Press, 2002, ISBN 0-521-63721-X
I.M. Ward, J. Sweemey, Mechanical Properties of Solid Polymers (3rd Ed.) Wiley, 2013 ISBN978-1-444-31950-7
P.C. Hiemenz, T.P. Lodge, Polymer Chemistry (2nd Ed.), CRC Press, 2007 ISBN1-57444-779-3

成績評価の基準及び方法

授業への参加度,期末試験または課題による。

関連する科目

  • CAP.P321 : 高分子物理第三(レオロジー)
  • CAP.P433 : 高分子物理化学概論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

高分子物理化学概論を履修,望ましくは,高分子物理第三(レオロジー)を履修,または同等の知識があること.

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