2017年度 錯体設計化学特論第一   Advanced Molecular Design of Metal Complexes I

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開講元
応用化学コース
担当教員名
村橋 哲郎 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月1-2(S422)  
クラス
-
科目コード
CAP.A463
単位数
1
開講年度
2017年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2017年3月17日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

[講義の概要] 本講義では、遷移金属錯体の分子設計に関わる基本的な考え方を講義する。
[講義のねらい] 金属錯体は、反応化学、触媒科学、材料科学等に広く利用されており、現代化学においてその重要性は高まっている。目的に則して金属錯体を活用するためには、その分子設計を適切におこなうことが鍵となる。本講義を受講することにより、学生は金属錯体の結合構造に関する理解を深める。また、金属錯体や金属クラスターの配位子設計、合成手法、金属錯体の構造―機能相関を習得する。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を習得する。
1) 金属錯体の特徴をその構造に基づいて推定できる。
2) 金属クラスターに関する基本的な知識と考え方を説明できる。

キーワード

金属錯体、配位化学、配位結合、配位子設計、金属クラスター、金属―金属結合、自己集合、超分子化学、配位高分子

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

本講義は、(1)配位子設計(2)クラスター設計、の順番で進める。そして最終回に、理解度確認のための演習と解説を実施する。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 錯体化学の概要 錯体化学の現状について説明できる。
第2回 配位子設計における結合 配位子設計の概念を金属―配位子結合に基づいて説明できる。
第3回 配位子設計における多重結合 配位子設計における多重結合の役割を説明できる。
第4回 自己集合のための配位子設計 自己集合を誘起する配位子を設計できる。
第5回 金属―金属結合 金属―金属結合について理解できる。
第6回 金属クラスターの構造 金属クラスターの構造を説明できる
第7回 金属クラスターの分子設計 金属クラスターの分子設計手法を説明できる
第8回 理解度確認のための演習と解説 演習により総合的な理解度を高め、到達度を自己評価する。

教科書

未定

参考書、講義資料等

講義資料は講義中に配布する。

成績評価の基準及び方法

期末試験(80%)と授業参加度(20%)(授業参加度は授業での小テストなどにより算出する)。

関連する科目

  • CAP.A562 : 有機遷移金属錯体化学第二
  • CAP.A561 : 有機遷移金属錯体化学第一
  • CAP.T431 : 有機金属触媒化学特論第一
  • CAP.T432 : 有機金属触媒化学特論第二
  • CAP.I403 : 錯体化学特論
  • CAP.A464 : 錯体設計化学特論第二

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修の条件は設けない。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

村橋哲郎 mura[at]apc.titech.ac.jp

オフィスアワー

メールで事前予約すること。

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