[講義の概要] 本講義では,化学プロセスを構成する反応・分離プロセスについて,化学工学の基礎的な知識をもとに概論する.
[講義のねらい] 本講義は,化学プロセスの構成・設計・操作を理解する上で必須の単位操作について,必要な知識を得ることを目的とする.また,本コース以外の学生には化学工学に関連する諸分野の研究に触れる機会を提供することを目的とする。
本講義を受講することによって,
1) 反応工学の基礎について理解し,基礎問題を解くことができる.
2)分離工学の基礎について理解し,蒸留・抽出・晶析・吸収・膜分離などの基本的な単位操作に関する基礎的な知識を習得することができる.
化学工学,単位操作,反応工学,分離工学,蒸留,抽出,晶析,膜分離
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
本講義では,講義内容について毎回小演習を行い,理解度を確認しながら行う.
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 反応工学の基礎(1): 反応量論式と速度式 | 反応量論式と速度式について説明できる. |
第2回 | 反応工学の基礎(2): 均一反応系と装置 | 均一反応系と反応装置について説明できる. |
第3回 | 反応工学の基礎(3): 不均一反応系と装置 | 不均一反応系と反応装置について説明できる. |
第4回 | 平衡分離(1):分離操作と相平衡 | 相平衡および相平衡にもとづく分離操作の原理について説明できる. |
第5回 | 平衡分離(2):蒸留 | 蒸留について説明できる. |
第6回 | 平衡分離(3):抽出・晶析 | 抽出・晶析について説明できる. |
第7回 | 分離操作(1):吸収 | 吸収操作について説明できる. |
第8回 | 分離操作(2):膜分離 | 膜分離プロセスについて説明できる. |
化学工学会編「技術者のための化学工学の基礎と実践」アグネ承風社 ISBN-13:978-4900508569
特になし
講義内容の理解度を小演習(50%), 演習(50%)で評価する.
化学工学概論(基礎)(CAP.I407)を履修済であること