2017年度 ナノプロセス特論   Advanced Nanoscale Chemical Process

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開講元
応用化学コース
担当教員名
谷口 泉  青木 才子  森 伸介 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火1-2(S224)  水1-2(S224)  
クラス
-
科目コード
CAP.C541
単位数
2
開講年度
2017年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2017年4月4日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

「概要」 本講義では、ナノ構造材料プロセシングの最新の事例を紹介するとともに、そのプロセシングにおける現象を理解する上で必要となる基礎事項を解説する。さらに、そのようなナノ構造領域における摩擦現象のナノスケールでの解析について紹介する。
「ねらい」 ナノプロセスの解析手法の取得

到達目標

【到達目標】 本講義を履修することにより、ナノ構造粒子さらにはナノ構造薄膜の合成プロセスの概要を把握し、そのプロセス内で起きている現象を理解するのに必要となる基礎知識を修得することを到達目標とします。
【テーマ】 本講義では、ナノ構造粒子およびナノ構造薄膜形成プロセスの概要,原理,方法,およびその特徴を理解することをテーマとします。 

キーワード

薄膜、ドライプロセス、CVD、PVD、エッチング、マイクロ空間、ナノ構造材料、噴霧熱分解法、静電噴霧沈着法、エネルギー変換材料、エネルギー貯蔵材料、トライボロジー

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

本講義は,[1] ドライプロセスを用いたナノ構造材料の合成とそれに関連する基礎事項の解説と,[2]マイクロ空間を用いたナノ構造材料の合成とそれに関連する基礎事項の解説およびナノトライボロジーのクラスを1週間に開講し,講義を進める.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 授業ガイダンス、ナノプロセスについて ナノプロセス特論の概要について説明でき。
第2回 ナノ材料の特徴 ナノ材料が持つ特徴を説明できる。
第3回 薄膜合成技術 薄膜合成技術について説明できる。
第4回 薄膜成長のメカニズム、核生成と結晶成長 薄膜成長のメカニズムおよび核生成と結晶成長について説明できる。
第5回 ナノ構造材料形成技術 ナノ構造材料形成技術を説明できる。
第6回 ナノ構造薄膜形成プロセス:トップダウン的アプローチ トップダウン的アプローチを利用するナノ構造薄膜形成プロセスを説明できる。
第7回 ナノ構造薄膜形成プロセス:ボトムアップ的アプローチ ボトムアップ的アプローチを利用するナノ構造薄膜形成プロセスを説明できる。
第8回 エアロゾルおよび粉体技術を用いたナノ構造材料合成プロセス ナノ構造粒子合成におけるエアロゾルおよび粉体技術の重要性を理解できる。
第9回 エアロゾル技術を用いたナノ構造薄膜合成プロセス ナノ構造薄膜合成におけるエアロゾル技術の重要性を理解できる。
第10回 エアロゾルにおける動力学 ナノからマイクロスケールのエアロゾルの動力学を理解できる。
第11回 エアロゾルにおける物質移動 エアロゾルにおける蒸発、凝縮現象を理解できる。
第12回 トライボロジーの基礎 トライボロジーの基礎を理解できる。
第13回 表面と潤滑剤の相互作用 表面エネルギー,表面張力,表面と潤滑剤の相互作用について理解できる。
第14回 分子の吸着と境界潤滑 分子の吸着による境界潤滑膜の生成とその潤滑機構について理解できる。
第15回 潤滑油添加剤の分子構造とその役割 潤滑油添加剤の分子構造とその役割について理解できる。

教科書

自作の資料

参考書、講義資料等

必要に応じ講義開始時に資料を配布し、Power pointを用いた解説を行う。講義で使用するPower pointファイルは事前にOCWを介して開示する。

成績評価の基準及び方法

授業で課される演習やレポートの内容で評価する。

関連する科目

  • CAP.C432 : 化工物性解析
  • CAP.C532 : 特殊場プロセス特論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

なし

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

森伸介:mori.s.aa[at]m.titech.ac.jp
谷口泉:itaniguc[at]chemeng.titech.ac.jp
青木才子:aoki.s.aa[at]m.titech.ac.jp

オフィスアワー

講義終了後、またはメールで事前予約し、各教員の教員室で質問に応じる。

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