2023年度 放射線健康影響・防護実習   Radiation Health Effects and Protection Exercise

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開講元
原子核工学コース
担当教員名
松本 義久 
授業形態
演習 /実験    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等 (学外)  
クラス
-
科目コード
NCL.B501
単位数
2
開講年度
2023年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2023年9月28日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

放射線の人体への影響、測定法、リスクコミュニケーションなどについて、講義、実習、演習を通じて学ぶ。

到達目標

放射線の人体影響のメカニズム、線量との関係などについて理解する。これに基づいて、低線量放射線のリスクについて住民とコミュニケーションができる。

キーワード

放射線人体影響、リスクコミュニケーション

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義、実習、演習は量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所で8日(今年度は令和5年2月22日-3月3日の予定)にわたって行われ、他大学等の学生とともに学ぶ。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 講義(各90分):(1)放射線生物学、(2)放射線の人体への影響、(3)被ばく医療、(4)放射線防護体系、(5)放射線被ばく関係法令、(6)国際機関と日本の役割、(7)重粒子線の生物影響、(8)重粒子線がん治療、(9)放射性の医学・産業利用、(10)原発事故による環境汚染、(11)原発事故の野生生物への影響、(12)低線量放射線の影響、(13)原発事故の心理的影響、(14)対応の実際 〜放医研の経験、(15)コミュニケーションの考え方、(16)放射線リスクの伝え方、(17)空気汚染による吸入被ばく、(18)原子力規制委員会と規制庁の役割 実習(各210分):(1)アポトーシス、(2)細胞周期チェックポイントと放射線細胞応答-1、(3)PCRによるがんの究明、(4)細胞周期チェックポイントと放射線細胞応答-2 演習:生物影響に関する課題のグループでの検討(200分) その他:放射線施設見学(50分x1, 40分x3)、まとめ(50分) 各講義、実習、演習での指示に従うこと。

教科書

当日配布されるテキスト

参考書、講義資料等

「人体のメカニズムから学ぶ 放射線生物学」松本 義久編(メジカルビュー社)

成績評価の基準及び方法

量子科学技術研究開発機構放射線医学研究所で行われる「放射線防護のための生命科学コース」の8日間のプログラムに原則全て出席した上で、レポートと講義・実習・演習のノートを提出し、これによって成績を評価する。

関連する科目

  • NCL.B401 : 放射線生物学・医学
  • NCL.U605 : リスクコミュニケーションⅠ
  • NCL.U606 : リスクコミュニケーションⅡ

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

2023/8/1〜8/10、量子科学技術研究開発機構人材育成センターで実施された「放射線防護のための生命科学コース」を修了していること。

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