2017年度 哲学基礎   Basics of Philosophy

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開講元
原子核工学コース
担当教員名
齊藤 正樹  長滝 祥司 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等 (原講523)  
クラス
-
科目コード
NCL.U607
単位数
1
開講年度
2017年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2017年5月10日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

本講義は、グローバル原子力安全・セキュリティ・エージェント養成のための高度国際教養科目の1つとして実施する。
哲学の問いとは、絶対的な解を持たないものであり、それは常に開かれている。問いは一定の解答にたどり着いた地点から常に更新されていく。哲学の特徴はこの問いのラディカリズムにある。実は、これは、すべての真性の学問に共通する姿勢である。
本講義では、現代哲学の代表的なトピックをいくつかとりあげ、哲学的な問いの醍醐味を味わっていただくと同時に、学問的な姿勢を身につけることをめざす。

到達目標

社会のなかにある多様な出来事、問題を、哲学的批判的態度で捉える姿勢を獲得すること。

キーワード

実在論と反実在論、科学的知識、心、他者、功利主義、正義、分配

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

毎時間、授業時間の最後に、講義内容を踏まえた受講生からの意見陳述を求めます。またそれに基づいて、お互い議論をします。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 イントロダクション 哲学とは何か、について一般的なイメージを掴む
第2回 認識の哲学1――哲学的認識と科学 哲学的観点から科学的知識の理解
第3回 認識の哲学2――実在論と反実在論 科学的知識と実在世界との関係を理解
第4回 心の哲学1――他人の心 心の理論についての理解
第5回 心の哲学2――マインドリードの哲学 他者理解に関する哲学と心理学の理論を説明
第6回 正義の哲学1――功利主義の功罪 功利主義とロールズ正義論を説明
第7回 功利主義とロールズ正義論を説明 分配をめぐる現代哲学について理解
第8回 まとめ 分配をめぐる現代哲学について理解

教科書

プリントを配布。

参考書、講義資料等

バッジーニ、フォッスル『哲学の道具箱』共立出版、ISBN-10: 4320005732

成績評価の基準及び方法

平常点(クラス内での意見論述と議論)(30%)、期末レポート(70%)

関連する科目

  • NCL.U608 : 文化・文明基礎論
  • NCL.U613 : 芸術と人間

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

なし

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

saito.masaki[at]nr.titech.ac.jp

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