2021年度 環境化学最前線入門第二   Introduction to the Frontiers of Environmental Chemistry II

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開講元
応用化学コース
担当教員名
下坂 琢哉 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
-
科目コード
CAP.I482
単位数
1
開講年度
2021年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2021年4月6日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

[講義の概要] 実験により得られた測定データを正しく評価するための基礎的なデータ取り扱い方法や標準物質・計量トレーサビリティについて講義する。最小二乗法など初歩的なデータ取り扱い方法について原理から習得し簡単な演習を通して正しく計算できることを目指す。また、ガス分析に用いられるガスクロマトグラフィー法や光吸収分光法などの計測法について、その原理や特徴を解説する。

[講義のねらい] データの取り扱い方法や分析手法についての原理を理解することにより、受講生が、自らより正しくデータを評価したり、計測装置の結果を正しく判断できるようにする。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を習得する。
1) データの不確かさ(誤差)評価における考え方を習得する。
2) 統計的手法の基本的な考え方を習得し、不確かさを計算できるようにする。
3) 国際的に整合性が取れた結果を得るための基本的な事項について習得する
4) 標準物質やガス分析法について理解する

キーワード

ガス分析法、不確かさ(誤差)、データの取り扱い、トレーサビリティ、国際同等性

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

パワーポイント・板書等を使った講義。エクセルを使った簡単な演習と学生との短い議論を取り入れる。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 1.不確かさの評価とデータの取り扱い 不確かさと誤差   不確かさの伝播則 平均・回帰分析法などの使い方 2.国際的な同等性評価 計量機関とその役割 技術能力評価のための比較試験 参照値と同等性評価  計量計測トレーサビリティ・SIトレーサビリティ 3.標準ガス 認証標準物質と認定 標準ガスの調製方法と濃度の算出 純ガスの純度分析法 標準ガスの不確かさと標準ガス濃度の検証 標準ガスによる検量線作成と試料の定量 標準ガスの供給体系 4.ガス分析法 ガス分析法における基本的なポイント   ガスクロマトグラフと様々な検出器 クロマトグラムにおける分離度評価とピーク面積算出   FTIRやCRDSなどの分光的手法 ガス分析法の高精度化への取り組み例 1) 不確かさと誤差について説明できる 2) 国際的な同等性評価の仕組みについて説明できる 3) 標準物質,標準ガスについて説明できる 4)ガスの純度分析を含むさまざまなガス分析法について説明できる

教科書

指定なし

参考書、講義資料等

指定なし

成績評価の基準及び方法

全出席が原則であるため、毎回の授業で出席を取ります。提出されたレポートを採点し、評価を決定します。

関連する科目

  • CAP.I405 : 環境化学
  • CAP.I419 : 環境化学実験法
  • CAP.I536 : 物質循環特論
  • CAP.I435 : 地球化学特論
  • CAP.I481 : 環境化学最前線入門第一

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修の条件を設けない

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