2018年度 ナノ機能物質化学第一   Functionalized Nano-Materials Chemistry I

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開講元
応用化学コース
担当教員名
原 正彦  野村 淳子 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
金3-4(G113)  
クラス
-
科目コード
CAP.I438
単位数
1
開講年度
2018年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2018年10月23日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

【概要】機能化学の基礎となる、自己組織化、表面・界面、薄膜、ナノ粒子、メソポーラス物質などの代表的物質系について解説します。
【ねらい】目に見えるマクロスケールからナノスケールに至る間に変化する物性、ナノスケールで初めて発現する物性、さらにそれらの機能化の基礎と応用を理解することから、今までのバルク〜マクロの化学に対して新しい視点を導入することを目標とします。それらの修得は、機能化学全体に対して、新しい方向性を理解することになります。

到達目標

【達成目標】本講義を履修することによって次の能力を修得する。1) 化学物質の物性や機能発現に対して、個々の分子・原子のナノスケールから理解できる。2) ナノスケールに至る構造と物性の最新の制御法、作製法を理解し、新しい機能発現とその応用に向けた設計指針を考えることができる。
【テーマ】本講義では、ナノスケール化学の基礎となる物質系とその代表的構造と物性、さらにナノスケールにすることによって発現する機能とその応用を理解することを目的とします。さらに、それらの作製と評価について、基礎と最先端を理解します。

キーワード

自己組織化、表面・界面、薄膜、ナノ粒子、メソポーラス物質

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

基礎と応用の講義、特定な課題についてのディスカッション、また、レポートと試験の為に課題を与える。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 ナノ機能化学とは、構造と物性の新しい理解 ナノ機能化学と、構造と物性の新しい観点を説明出来る
第2回 自己組織化とは、ナノスケールに至る新しい理解 自己組織化と、ナノスケールに至る新しい手法を説明出来る
第3回 物質表面・界面における物性と機能発現 表面・界面における物性と機能発現を説明出来る
第4回 物質表面・界面の制御法と薄膜積層構造 表面・界面の制御法と薄膜積層構造を説明出来る
第5回 ナノ粒子・ナノポーラス化における物性と機能発現 バルク体の無機物質がナノ化した際に現れる物性と、それに伴う機能発現の機構を説明出来る
第6回 ナノ粒子・ナノポーラス材料の作製法 ナノ構造を有する物質の、具体的な作製法の原理を説明出来る
第7回 メソポーラス物質の作製法と触媒応用(1) ナノ化された材料としてメソポーラス物質を取り上げ、触媒としての表面の物性の応用法の原理を説明出来る
第8回 メソポーラス物質の作製法と触媒応用(2) ナノ化された材料としてメソポーラス物質を取り上げ、触媒としてのバルクの物性の応用法の原理を説明出来る(バルクの応用)

教科書

未定

参考書、講義資料等

未定

成績評価の基準及び方法

化学物質の構造と物性のナノスケールに至る新しい観点の理解度を評価する。中間レポート・期末試験(80%)、演習(20%)で成績を評価する。

関連する科目

  • ZIB.C456 : Advanced Catalytic Chemistry

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

無機化学、物理化学の基礎的な知識を有すること。

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