[講義の概要] 本講義では現代の環境問題を解決するための化学環境学の役割について講述する。はじめに、現代の環境問題・自然環境・資源エネルギーの現状と将来について解説する。これらの背景を踏まえて、環境問題に対する化学的アプローチについて説明する。
[講義のねらい] 下記の具体的項目に関する理解を促す。 1)自然環境の改善、2)資源・エネルギー確保、3)物質生産における自然共生型アプローチ(グリーンケミストリー)、および4)廃棄物処理における化学が担うべき役割
本講義を履修することによって次の能力を習得する
1)化学の視点から現代の環境問題を捉える能力
2)環境問題の解決のために化学が担う役割を理解する能力
3)種々の化学的アプローチによる環境問題の解決手法を提案できる能力
化学環境学、資源、エネルギー
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
授業内容の理解を確認するために、講義の最後に、その日の授業内容に関する演習問題を行う。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 現代の環境問題と化学環境学 | 現代の環境問題と化学環境学について理解する |
第2回 | 自然環境・資源・エネルギーの現状と将来 | 自然環境・資源・エネルギーの動向について理解する |
第3回 | 自然環境改善のための化学技術 | 自然環境を改善するための科学技術について理解する |
第4回 | 環境問題と化学の役割 | 環境問題解決のための化学的アプローチについて概略を理解する |
第5回 | エネルギー・資源確保 | エネルギー・資源確保のために化学が担う役割を理解する |
第6回 | グリーンケミストリー | グリーンケミストリーに関する知識を得る |
第7回 | 廃棄物処理とリサイクル | 廃棄物処理・リサイクルにおける化学の役割を理解する |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
現代の化学環境学,御園生 誠 著,裳華房
特になし。
演習(60点)およびレポート(40点)により,100点満点で評価する.
特になし。