本講義では,触媒反応プロセスと膜分離プロセスについて学ぶ.それぞれのトピックスに対し,基礎的な学理を基に,問題点と解決法を理解する.具体的には,固体触媒の反応工学的評価法と水処理における膜分離プロセスを学習する.そして,石油精製と石油化学プロセスから,これまでに学んだ化学工学の全体を俯瞰する.
触媒反応工学と分離工学の理解を深める.化学プロセスの概要を習得するとともに,各プロセスの有機的つながりを理解する.
化学プロセス,分離プロセス,反応プロセス
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
資料による
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | ガイダンス | 講義ガイダンス,講義概要 |
第2回 | 化学反応プロセス | 化学反応プロセスを説明できる |
第3回 | 水問題と水処理技術 | 水不足の現状と想定される問題を理解し,水処理技術を説明できる |
第4回 | 膜分離プロセス | 膜透過の基礎を説明できる 濃度分極の基礎を説明できる |
第5回 | 固体触媒反応プロセス(1) | 固体触媒内での触媒反応を理解できる 触媒有効係数を理解できる |
第6回 | 固体触媒反応プロセス(2) | 非等温反応を理解できる |
第7回 | 総合演習 | これまでの知識の整理 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
特になし
培風館 反応工学 橋本健治著
朝倉書店 分離プロセス工学の基礎 化学工学会分離プロセス部会編
工業プロセスの仕組み,および分離プロセスと反応プロセスについての理解度を授業時の小テストと課題により評価する。
特になし